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レジェンド 狂気の美学


1960年代初頭のロンドン。 双子のギャングがいた。 クレイ家のドンはこの二人の双子が仕切っていた。
ジー・クレイ(トム・ハーディ)は冷静な男で、周りへの配慮もでき、地域では頼られる存在だった。 一方、ロニー・クレイ(トム・ハーディ二役)は手段を選ばない、破天荒なやり方を好んでいる。
ジーはその日、運転手のフランク・シェイ( コリン・モーガン)がいつまでたっても来ないので、わざわざ家まで起こしに行く。 しかし彼の家の前には、ぴったりと警察が張り付いている。 何かあればと思い逐一行動を監視しているのだった。
そしてフランクの家に行くと、出てきたのは妹のフランシス・シェイ (エミリー・ブラウニング)だった。 一目見て気に入ったレジーだったが、兄妹の母(タラ・フィッツジェラルド)はギャングなど認めないと言い嫌っていた。
しかしレジーの誘いにフランシスは了承するのだった。
ジーは、ロニーを迎えに行く。 彼は病院にいたが、医師の許可が無いと退院できないのだった。 しかしレジーは医師を買収し、退院の保証を取り付ける。 しかし罪の意識を感じた医師は、必ず1日2回、精神安定剤を飲ませることを約束させる。
ロニーはしばらくは、離れたところのキャンピングカーで生活をしていた。 彼はゲイだった。 フランシスを紹介するレジー、その時は落ち着いていたロニーだったので、優しくいずれは家族になるんだろうと言う。
クレイ家 は、ロンドンを支配こそしているが、対抗勢力が無いわけではない。 そして二人はそこに乗りこみ、対抗勢力を叩きのめし、警察に手をまわしボスを逮捕させ、完全いロンドンを支配下に置くのだった。
クレイ家の支配は順調で、レジーはフランシスとの結婚を望んでいるのだったが…

トム・ハーディの2役が話題のこの作品、監督はブライアン・ヘルゲランド、最近の作品は「42 世界を変えた男」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10546087.html
以来の作品ですね。
舞台は60年代のロンドン、ここにもギャングがいたんですね。 これは実話で、双子だったようです。 二人ともある意味凶暴なんですが、特にロニーがちょっと精神的な病気を持っていて、薬が無いと暴走してしまいますし、基本家族以外信じられないんですね。
そして周りには美男子しか置かない。 今作品でも、二人がいつも周りにくっついていて、ある意味パートナーで、彼に悪魔のささやきをしているんですね。
一方、レジーは、最愛の人フランシスと出会い、危ない稼業を何とかまっとうな方向へ行こうと努力をします。 しかしそうは簡単にはいかないんですがね。
ジーとフランシスの結婚までは、何とか関係を保ってたクレイ家とまわりですが、だんだんロニーが薬を飲まなくなって壊れて行きます。 しかしやっぱり双子、絆の強さは凄いですね。
最後はあまりいい死に方をしなかった二人のようですが、ロンドンで一大勢力を誇った二人の物語、時代を感じさせるギャングストーリーでした。

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クレイ家の双子

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ジーはフランシスに一目ぼれ

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二人は敵勢力に乗り込む

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ようやく結婚する二人

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そしてクレイ家は一大勢力になるが・・・

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