2004年作品、デヴィッド・トゥーヒー監督、ヴィン・ディーゼル主演。
銀河全体を支配しようとするロード・マーシャル(コルム・フィオール)率いる狂信的集団ネクロモンガーが、武力と恐怖の力で星を次々と破壊し統治していく。
はるかな暗黒の未来、氷の惑星で本能の命じるまま戦い続けるリディック(ヴィン・ディーゼル)はクールだが生きるためなら獣と化す。 20件以上の超A級犯罪で5つの惑星から指名手配を受け、懸賞金がかけられている。
トゥームズ(ニック・チンランド)率いる賞金稼ぎたちに執拗にリディックを追っているが、彼の金目当ての部下たちを一掃したリディックは、旧知のイマム(キース・デイヴィッド)が住むヘリオン星系・ヘリオン第一惑星へ飛ぶ。
ネクロモンガーの元にエーテル状の生命体エレメンタル族の預言者エアリオン(ジュディ・ディンチ)が現れる。 彼女はリディックがロード・マーシャルによって撲滅されたヒューリア人の生き残りだと信じて探していたのだった。
リディックは間一髪脱出するのだが、それを手助けしたのは、なんと生きていたトゥームズだった。
そこには、かつてリディックに憧れていた少女ジャック(アレクサ・ダヴァロス)がいたからだった…
前作「ピッチ・ブラック」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/4698794.html#4698794 から、4年経っての続編公開だったみたいですが、前作のあの過酷な星でのお話に比べ、いきなりのスペースオペラのような世界観は、全く別作品になっていました。
ただ、無敵のリディックと、数人の前作からの生き残り、その辺りが続編という繋がりを感じさせるという事ですね。 多少の友情、馴染みくらいの感情があるリディックですが、犯罪者で絶えず追われている身のリディックは、基本情け容赦はないキャラなんですね。
隙がなく、多少の人数はものともしませんが、このネクロモンガーの幹部はなかなかの大敵ですね。
しかし前作でのあの過酷な惑星での戦いを生き抜いた者たちに対しては、彼は思いがあるようですね。 そして特にこの後登場するジャックには。
彼女は成長し、名前も改め、キーラとして、ちょっとした女戦士でした。アレクサ・ダヴァロスが演じていましたが、なかなか雰囲気のある女優さんでした。
デヴィッド・トゥーヒー監督はこの一連のシリーズすべての監督をしていますが、SF作品が多く、特にこのシリーズが一番有名で、力が入っていますね。
ヴィン・ディーゼルの代表作の一つです。