anttiorbの映画、映像の世界

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サリー 死霊と戯れる少女

2012年作品、パット・ホールデン監督、ターシャ・コナー主演。

イギリス、ヨークシャー州。 思春期真っ盛りの少女・サリー(ターシャ・コナー)は両親とともに新しい家へと引っ越してくる。 
念願のマイホームを手に入れて喜ぶ両親を尻目に、サリーの気分はすぐれない。 彼女だけが、新居に漂う不穏な気配を感じていた。
しかし、サリーが 「この家には何かがいる!」 と両親に訴えても、日頃から反抗的な彼女の言葉に両親は全く耳をかさない。 そんな中、徐々に異変が起こり始める。風もないのに揺れる電球、停電、突如崩れ落ちる柱時計・・・。
霊の仕業としか言いようのない身の毛もよだつ怪奇現象を前に、誰もが霊の存在を認めざるをえなくなるのだが、マイホームに執着する両親は引っ越しを考えるどころか、霊の存在をネタに金儲けをする ことを思いつく。
一方サリーは、それが元となって学校内で孤立してゆくものの、唯一の親友ルーシー(ハンナ・クリフォード)の慰めもあって日々をやり過ごしていた。
そのうちにサリーは、霊がかつてその地に住んでいた美しい少女のものであることを知り、なんと、その姿の見えない友人と交流するようになっていく。 しかし、霊となった少女の死には忌まわしい秘密が隠されており、それはやがて恐るべき最悪の事態を招くことになるのだが・・・

買った家が曰く着きというお話はいろいろありますね。 日本では「呪怨http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/697951.html シリーズがそうですし、最近の洋画ホラーでは「フッテージ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9351500.html などのそうでした。
まず誰が一番先に感じるのか? 家族連れだと大概は、感受性の強い子供という事ですが、これもまさにその典型の作品でした。
ただ、主人公のサリーは、思春期という事もあるのでしょうが、けっこう手のかかる娘なんですね。 そしてこの家が嫌だというのは親からしてみれば、またわがままが始まったくらいの感じなんでしょうね。
友達一家との新しい家でのパーティーの時から、機嫌の悪い行動が目に付き、はたから見ても嫌な女の子感がプンプンでした。
そしてこの後、唯一の友達になっていくルーシーに対しても露骨な態度をとるんですね。
でもこのルーシー一家(母子家庭みたいですが)も、この家を警戒するんですね。
この作品の変わったところは、家族が心霊現象を認識した後、父親が取った行動が変わっているんですね 。霊を舐めているというか、恐れを知らない行動が逆に大変なことに発展していくんです。 この曰くつきの家というか、過去に起こった事件は大変忌まわしかったのを後で知りぞっとする関係者なんです。
またラストの決着も、なかなか面白くサリーだけが、ここにいた霊を理解していたのかもしれません。

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一番最初に異変を感じたサリー

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しかし両親は全く信じていなかった

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唯一の友ルーシー

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そして誰にもわかる現象が

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サリーは見える少女

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そしてこの家の現象を止めるために男たちが

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