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極道大戦争

2015年作品、三池崇史監督、市原隼人主演。

海の近くにあるうら寂れた毘沙門仲通商店街を牛耳っているのは、史上最強といわれるヤクザ組長・神浦玄洋(リリー・フランキー)率いる神浦組。
彼はこの商店街の住民に慕われ、人望がある。 しかし彼は、それ以上に恐ろしいほどの不死身の体を持っているのだった。 今まで抗争をほとんど一人で、乗り切ってきた。
けっして堅気には手を上げない、そんな統率がとれている組だった。 影山亜喜良(市原隼人)はそんな神浦にあこがれ、この世界に入ってきた。 薬がらみで抗争になった他の組との争いの最中に、影山はある女の子を助けた。杏子(成海璃子)という女性で、目が見えなくなっていた。
神浦は費用を全額出し、 今日子の目を治すために手術を受けさせた。影山は頻繁にお見舞いに来ていた。
影山は、敏感肌ゆえ刺青も入れられない若衆止まりの半端者だった。 しかし神浦に対するあこがれは誰にも負けない。 でも憧れて極道の世界に入ったものの、映画のような誇り高い仁義や任侠心に満ち溢れた理想の世界からほど遠い今のヤクザ社会にうんざりしていた。
ある日神浦は、影山をある小料理屋に連れて行った。 そこのおやじ・法眼(でんでん)とその店の地下に姿を消す神浦だが、しばらくして戻ってくると、ある物を飲まされた。 真っ赤などろりとした液体だった。
一気に飲み干すとすぐに吐き出してしまう影山だったが、直ぐにもう一杯とおやじに言う。 今度は吐かずに飲みきった。嬉しそうに笑う神浦と驚く法眼。
しかし、神浦が借金苦から助けた男(中村靖日)と談笑していると、小さい棺桶を背負った帽子の男(テイ龍進)が現れた。 そしてもう一人、東南アジア出身らしき小さい男(ヤヤン・ルヒアン)が後ろから襲いかかってきた。
帽子の男は、堅気の男二人を射殺、そして神浦には、小柄な男と戦闘になったが、その男は強く、さらに電気ショックを与えるような銃で、神浦は動きを止められ、小柄な男に首をもぎ取られてしまう。
さすがの不死身の神浦も、息の根を止められてしまった。 影山が駆けつけたときはもう遅かった。 そして小柄な男に叩きのめされるのだが、薄れゆく意識の中で、組の幹部の膳場壮介(高島礼子)達の姿を見た。
気がついたとき神浦の首を手に取った影山は、その首があることを叫び、影山の首に噛みついた。
神浦は人間ではなかったのか? そして謎の二人の男たちとは?・・・

これ、原作はないんですかね。 三池監督はオリジナルの脚本と言っているようですが、私は作風が、石川賢の作品に似ていると思うんですがね。
まあ、ネタバレを避けて描いているんですが、検索するとすぐわかってしまいますからね(^^)
ただ言えることは、三池監督、久しぶりに拘束感無しで、やりたい放題ですね。 ただバイオレンスというだけでなく、ギャグも入り、オカルトも入るという、何でもありの世界ですね。
リリー・フランキー、でんでん、ピエール瀧、最近の強面の配役に、なぜか男役で高島礼子、そのあたりも型破りなキャスティングでした。
見どころは、ヤヤン・ルヒアンを引っ張ってきたことでしょう。
ザ・レイドttp://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8835168.html でもあの男と言えばお分かりだと思いますが、彼が出るところは思わずにやりでした。
今回も強いですよ! バイオレンスとギャグを見たい方は是非どうぞ。

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神浦率いる組

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最強のヤクザ・神浦

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彼に心酔する影山

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彼らが助けた女性

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謎の男・法眼

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