anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

滝を見にいく

2014年作品、沖田修一監督、根岸遥子、安澤千草、荻野百合子出演。

3万円のツアー、ハイキングをして、滝を見て、温泉に入り、マイナスイオンを浴びる。 そこに集まった7人の御婦人たち、中には2人の知りあいもいるが、バスは7人しか乗っていない。
ツアーガイドの菅(黒田大輔)は一生懸命このツアーの話をしながら、最後にマイナスイオンの効果を力説しているが、誰もまともに聞いていない。 ほどなく紅葉が広がり、妙高高原にバスは到着する。
人数分の弁当を持ち、地図を片手に7人を先導して歩く菅だが、何か不安げな表情だった。 ご婦人たちは、気ままにマイペースで歩いている。 写真に没頭するふたり、病気の話しかしない二人、歩く速さはいろ いろだが、菅の後を歩いていた時、彼が不安そうな表情で、「しばらくここで待っていて下さい」と言い残し、先を歩いて行ってしまった。 どうやら道を間違えたらしい。
そこで7人は待っていたが、30分くらいたっても戻ってこないことにしびれを切らした7人は、菅を探そうという事になる。 二手に分かれ、片方はここにとどまり、見つけた方が音を出すことにする。
花沢敬子(徳納敬子)が笛を持っていて、 田丸久美子(川田久美子)がオペラをしているので、その二人を中心にして、菅を探すことにした。 しかし行動する方の4人が、結構歩いても彼の姿は全然ない。
目印に三角道子(渡辺道子)がスナック菓子を置いていく。 しかし埒があかないので、花沢が笛を吹き合流することにした。
そして3人がその場所に行くと、腰に爆弾を抱えている桑田三枝(桐原三枝)が動けなくて横になっていた。 しばらく休憩をしたらよくなると言うが、このままではどうしようもない。 そして7人は自力で、下山することにした。
元来た道を、戻っていくと、 谷由美子(安澤千草) が道しるべを見つけた。 下山の近道と書いてあり、ちょっと険しそうな道だが、7人はその方向へ行くことになる。 しかしこれが 失敗の始まりだった…

これはブロともさんの記事を見て、見たいと思っていた作品でした。 ギンレイにまたまた感謝ですね。
もちろん予告編から、7人のおばちゃんたちが、山で遭難?する作品ですが、ほのぼのコメディなんですね。
女性が集まると、すぐにグループが形成され、なかなかうまくやっていくのは難しそうなイメージを抱きますが、もう最初のバスのシーンからそれは始まっていきます。
根岸純子(根岸遥子)と谷由美子、花沢と三角、 田丸と桑田、そしてちょっと雰囲気の違う 関本百合子(荻野百合子)は根岸たちと行動を共にしていきますが、だんだん現実が大変になってくるに従って、一致団結していくんですね。
そしてみなはあだ名で呼ぶようになっていきます。
暗くなったらどうしよう、その前にどうして迷ってしまったのか? それは途中であるものを見つけてしまったからでした。
それでパニックとなり自分たちの場所がわからなくなったんですね。 そのシーンが滑稽で面白かった。 会場が爆笑というほどでもありませんが、それでもおもしろかったですね。
ちゃんと道に迷わなければ、秋の自然の良さが十分描かれている作品、でも夜はどうするのか? そしてどうやって下山していくのか? なんてちょっと心配しちゃう、元気なおばちゃんたちの物語でした。(G) 

イメージ 1
秋の妙高

イメージ 3
マイペースなツアーだったが


イメージ 2
消えたガイドを探す4人

イメージ 4
下山を目指すことになる

イメージ 5
下山近道を選択、しかしこれが…

イメージ 6
そして

イメージ 7