anttiorbの映画、映像の世界

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サバイバル・オブ・ザ・デッド

2009年作品、ジョージ・A・ロメロ監督、アラン・ヴァン・スプラング、ケネス・ウェルシュキャスリーン・マンロー、リチャード・フィッツパトリック出演。

1日15万人が死んでいく、さらに死者が生者を殺していく、その繰り返し。 
州兵のサージ(アラン・ヴァン・スプラング)は死者がよみがえることに驚かなくなった。 しかし友人だと辛いものがある。
目の前で仲間のDJがゾンビとなって立ち上がってきた。 頭を打ちぬくサージ、DJをゾンビにしてしまった男も食われそしてすべて始末する。
ある島で、しぶとく生き残っている者たちがいた。 パトリック・オフリン(ケネス・ウェルシュ)率いるオフリン家は死者は眠らせるべき、との考えを持っている。
しかし一方、シェイマス・マルドゥーン(リチャード・フィッツパトリック)率いるマルドゥーン家は死者は生かしておくべき、との考えを持っていて、二つの家は悉く対立していた。
ここ、プラム島はそんな対立が行われながら、まだ人間が多く生き残っている島だった。
オフリン家は島の中で、ゾンビとなってしまったが匿われている者を見つけ葬っていたが、マルドゥーン家はゾンビをまず人間を食べないようにしようとしていた。
しかし両家の対立はどんどん激化していくのだった。 そしてとうとうオフリン家は島を追われてしまう。
そんな時、ペンシルベニア州フィラデルフィアで州兵から脱走したサージたちはある映像を見つけた。 それは、デラウェア沖に安全な島があるという物だった。 そしてその映像に出ているのがオフリンだった。
サージは疑っていたが、ケニー(エリック・ウルフ)は自分のパソコンからの映像を信じようと言い、途中から合流したボーイ(デヴォン・ボステ ィック)も同調する。 そして一同は港間に向かうのだが、そこには島を追われた、オフリンたちがひっそりと身を隠していたのだった…

ロメロ監督の最新の作品ですね。 またこれも監督ならではの描写、そしてテーマがあるような作品です。
ゾンビとの共存を巡って、二つの家が対立するのは、何か象徴的ですね。 どちらの考えにも、正解があるようで、結果的にやっぱりといったことになってしまうんですが。
だんだんゾンビの世界になっていく作品が多い中で、知性を持ったり、学習したり、今回は共存というテーマに挑戦していくロメロ監督。
初めからもう世界はゾンビの世界という初期設定が、もうあるところまでは描いてきた監督ならではの先に進んだ作品でした。
73歳となった監督ですが、もう何作かみたいですね。

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世界はもうほとんどゾンビの世となっていた

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しかしこの島ではゾンビを捕獲、生かしていた

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娘がゾンビとなってしまった一家

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人間の楽園を求めて、その島に行こうとするサージ

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しかしその島は2つの家が対立していた

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