anttiorbの映画、映像の世界

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シェフ 三ツ星フードトラック始めました

2014年作品、ジョン・ファヴロー監督、主演。

ロサンゼルスにある一流レストランで総料理長を務めているカール・キャスパー(ジョン・ファヴロー)。 彼は2週間に一回週末を息子と過ごす。 でも息子のパーシー(エムジェイ・アンソニー)を調理場には絶対に入れない。
ある日、彼は張り切っていた。 それは、有名な料理の評論家のラムジーオリヴァー・プラット)が来るからだった。 彼のツイートは20万人が読んでいる。 以前にも一度食べに来たことがあり、その時はこの店の定番メニューを食べて行った。
しかし今回、カールは新しいメニューで勝負するつもりだった。 調理場で一緒に働くトニー(ボビー・カナヴェイル)やマーティン(ジョン・レグイザモ)にもはっぱをかけていた。
しかしそこにホール係のモリースカーレット・ヨハンソン)が来て、リーヴァ(ダスティン・ホフマン)が来ると言ってきた。 何とか足止めをするよう言ったが、彼は入ってくるなり、ラムジーが来ることを確認する。 そして新作料理を出すというカールに、それを止めるよう説得するのだった。
オーナーであるリーヴァの意見もある意味認め今回は、店の定番メニューで、行くことにしたカールだが、その夜上がった彼のツイッターには、痛烈な酷評が描いてあった。
その夜息子に、ツイッターのアカウントを取ってもらい、酷評した彼に訳も分からず、やり返してしまった。 しかしこれはラムジーに対する宣戦布告となってしまったのに、彼は気が付いていないのだった。
再度訪問するラムジーに対して、彼は今度こそ新しいメニューで勝負することを決心するのだが、やはりリーヴァが反対してきた。 そして今度はカールも絶対折れず、ついに二人は決裂、カールは首になってしまう。
そしてその夜、ラムジーはカールの代わりにトニーの作った定番メニューを食べ、カールが逃げたとツイートとする。 しかしそこにカールが乗り込んできて、喧嘩腰にラムジーを罵るのだった。 しかしその動画を見ていた人たちにアップされ、カールは一切の信用を失ってしまう。
果たして彼の“シェフ”としての運命は?・・・

期待通りの美味しく、気持ちい作品でした。 監督、脚本、主演のジョン・ファブローのもとに、良いキャストが集まりいい作品を撮りましたね。
まず、作っているシーンがちゃんとしてるんですよね。 レストランで出す料理もそうなんですが、息子に作る朝食や、この後、フードトラックで作る料理も、見ているだけで口に中に唾が溜まってきちゃいます。
そしてツイッターを、上手く取り入れた作品としては、なかなか良くできています。  6秒動画は、先日大関れいかのテレビを見て学びましたが(^^) 1秒動画もできるんですね。 息子がそのあたりを自在に作るんですね。
でも、根底に流れているのは、父と子の絆なんです。 エムジェイ・アンソニー演じる、息子のパーシーは、始めは笑わないんですよ。 心のうちに気持ちを隠しているんです。 カールとソフィア・ヴェルガラ演じる元妻のイネズが別れたことの悲しさから、笑わなくなっているように見えます。
しかしカールが首になったことから親子がまた近づいて行きます。 息子の笑顔が出たシーンはちょっとジーンときました。
嫌なオーナー役のダスティン、あくまでも友人の距離を保ちながらカールの支えとなるスカヨハ、そして元夫役のダウニー・JR、贅沢な起用が多いですね。
期待値を上げて、それに応えてくれる作品でした。

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スナック菓子よりも果物の方が何倍も栄養があると言いながら

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カールの理解者・モリー

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全てを失ったカールにマーティンが駆けつける

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息子もパートナーに

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大繁盛

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