2014年作品、ラッセ・ハルストレム監督、ヘレン・ミレン、マニッシュ・ダヤル出演。
インドのムンバイでレストランを開業していた一家、一家の次男ハッサン(マニッシュ・ダヤル)は、幼いころから母に料理の手ほどきを受けていた。 母は優しく、そして美味しい料理を教えてくれた。 店は繁盛していた。 一家は幸せだった。
しかしある日、その地の選挙があり、負けた候補者を支援していた連中が、レストランを襲撃した。 あっという間に炎に包まれた店に、取り残されたのはママだった。
全てを失った一家はロンドンに移り住んだ。 ヒースロー空港の近くに小さいながらも家を構え、料理を作って売りながら生計を立てていたが、家長であるパパはある決心をした。 それはここを離れ、大陸に行くことだった。
イギリスを出国し、おんぼろ車に一家を乗せ、フランスの片田舎に入った時、突如ブレーキが利かなくなった。 あわや車が大事故になるかと思った時、対向車を避けるために山道に入り込み、登り斜面で車は止まった。 命拾いした一家だった。
そこに通りかかった女性マルグリット(シャルロッテ・ルボン)は、車を牽引して、夕食を振る舞ってくれた。 牽引してもらっているときパパ(オム・プリ)はある空家を見つけた。
ここの野菜の味は美味しく、ここなら美味しいものを作れると思ったパパは、早速その空家を訪れた。 その時入ってきたのは、ここの管理を任せられている南フランスの山間に建つミシュラン1つ星のフレンチ・レストラン“ル・ソル・プルルール”のオーナー、マダム・マロリー(ヘレン・ミレン)だった。
家族は反対した。 「フランス人はインド料理なんて食べない」 「真ん前に一つ星のレストランがある」
しかしパパは譲らなかった。 そして“ル・ソル・プルルール”の真ん前にインドレストランがオープンするのだった。 果たして二つの違ったレストランは成り立つのだろうか?…
この作品は、予告編を着たときから期待していました。 インド映画と、フランス映画のコラボ? なんとこれはディズニー作品であり、スピルバーグも参加しているんですね。
そして料理で感動ができる作品は絶対見たいんですね。
コテコテのインド料理人の一家と、三つ星を目指しながら、片田舎で亡き夫のレストランを必死に守るオーナー。 なかなかの設定ですね。
またこの一家を助けてくれたマルグリッドがなんと・・・という設定もまたいいですね。
そして奇跡の舌を持っているハッサン、彼は初めは自分は“コック”というんですね。 でもいつしか彼は“シェフ”と呼ばれる存在になっていき、そして自らもそれを目指します。
監督はラッセ・ハルストレム、2011年作品の「砂漠でサーモン・フィッシング」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7919114.html で好印象でしたが、これもアジアのテイストを上手く行かした良作でした。
ヘレン・ミレンのナイスミドルも良かったです。
マロリーは厳しいオーナー
ここにレストランを開こうと決心したパパ
マルグリッドは実は
そしてハッサンは
マロリーは・・・