2013年作品、スティーヴン・ソマーズ監督、アントン・イェルチン主演。
南カリフォルニアのピコムンド。20歳のオッド・トーマス(アントン・イェルチン)は、霊が見えたり、死者の気持ちを読み取る特異な能力を持っている。 この能力は母譲りらしい。 しかし母は、自分の力をうまく使いこなせなかった。 そして彼が12歳の時に施設に入れられた。
ペニー・カリスト(アシュリー・ソマーズ)と言う少女がドアのところに来た。 彼はペニーに着いて行く、そしてハーロという男に出会う。 オッドは彼に、車に血が付いていると言い当てる。 それを聞くとハーロは逃げ出した。 そして格闘の末ハーロを捕まえることが出した。 ハーロはペニーを殺した犯人だったのだった。
死者は口をきけないが、死者はオッドに必死に訴えるのだった。 そしてペニーは自分の行くべき世界へと旅立っていった。
警察署長のワイアット(ウィレム・デフォー)は彼の能力を知っているし、今回の手柄も認めている。 でも逮捕の時の理由はそのままではダメ、それなりの理由を考えてくれた。
その夜彼は夢を見た。 顔が無い赤いユニフォームを着た集団が必死に彼に助けを求めてくるが、みんな撃ち殺される夢だった。
これは災いが起こる予兆だった。
彼は腕のいいコックで、アクロバティックな技ができる。 オッドには可愛い彼女がいる。 ストーミー(アディソン・ティムリン)も彼の能力を知っているが、そんな彼を誰よりも心配をしている。
彼の店で、所長と彼女が店に来ているときに、店内に“ボダッハ”という悪霊がふわふわと彷徨っているのをオッドは感じていた。 彼らを見えることは決して言ってはいけない。 それがわかると彼らはすぐに殺しに来る。
彼は血の匂い、気配を感じて寄ってくるのだった。 ストーミーに寄って行こうとしたその時、入れ替わりで入ってきたちょっと太った男・キノコ頭のボブ(シュラー・ヘンズリー)にまとわりつき始めていた。 それも一体だけでなく無数のボダッハが。
尋常な数でないことから、オッドはこれは大変な惨劇が起こることが予想される。 それはいったい何なのか?彼はボブを調べ始めることにして、それを署長にもお願いをするのだった…
限定上映を逃していたので、久しぶりにレンタルで鑑賞しました。
昔元気なころのマイケル・J・フォックスの「さまよう魂たち」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/1922988.htmlに似ていますね。
この作品の死者たちは話すことはありません。 でも、必死に何かを訴えてきます。 冒頭のペニーのように。彼を理解してくれるのは署長とストーミー、アディソン・ティムリンは非常にキュートですね。 これから売れてほしい女優さんです。
96分というコンパクトの作りですが、アクション、CGに手馴れている監督なので、ラストのアクションの盛り上がりは上手かったですし、悲しいオチも良かったですね。
ハッピーエンドから突き落とす作りはちょっと悲しかったです。
彼は特殊能力を持っていた
ベニーはある男のところへトーマスを連れて行った
最愛の彼女ストーミー
そして大きな事件の予感が
警察署長のワイアットは彼の理解者
死者は何が言いたいのか?