anttiorbの映画、映像の世界

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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで

 
1950年代のコネチカット州。 元陸軍兵のフランク・ウィーラー(レオナルド・ディカプリオ)はホールでたばこを吸っている美しい女性・エイプリル(ケイト・ウィンスレット)を見つけ声をかける。 彼女は女優志望だった。 彼は今は港湾労働者だった。 しかし来週から仕事を変えると言う。
そんな出会いから二人は恋におち、結婚へと発展していくのだった。 子供にも恵まれるのだが、彼女は女優の希望を持ち続け、市民劇団で主役をしている。 
が、お世辞にも評判は良くない。 華が無いのだ。 エイプリルは自分が、ダメだったことを自覚していた。 そのことを率直に言うフランクでもあった。 そして二人は喧嘩をしてしまうのであった。
彼女はそろそろ夢をあきらめ、主婦業に専念しようと思い始めていた。 そして新居を不動産屋のヘレン(キャシー・ベイツ)に紹介をしてもらい、新生活が始まっていた。
フランクは、かつて父親が働いていた会社で、生き甲斐を見いだせずにいた。 彼は30歳の誕生日に、タイピストのモーリーン(ゾエ・カザン)と食事に出かけ、自分が父と同じような人生を歩んでいることの不満を漏らす。 2人は店を出ると、モーリーンの部屋へ行く。 浮気をしてしまった。
その夜彼は家に帰ると、彼の誕生日を祝う準備が整っていた。 浮気を後悔するフランク。 そしてエイプリルはフランクに、家族一緒にパリで暮らしたいと告げる。 自分が働き、あなたは好きなことが見つかるまでじっくりと構える。 フランクはパリに憧れていた。 そしてその気になっていくのだったが…
 
この二人と言えば 「タイタニック」 ですね。 当時、ビデオが2巻組で出ていましたね。 194分という、とても長い作品のため私は見ていないんですね。 ブログを始めたので、いずれは…なんて思っています。
この作品は、そんな二人が再びコンビを組んだ作品として話題になりましたね。 巨額な制作費の 「タイタニック」 とは違い、男女の心の擦れ違いを描いた、心の内を押し殺したような作品でした。
女優、パリ、アメリカ人はヨーロッパに憧れるんですね。 それもフランス、パリに。 夢から覚めるのはフランクが先です。 そして夢から覚めた後の現実は、一転、今まで押し殺してきたお互いの葛藤が噴き出してきます。 ラストはちょっとした痛い悲劇でしたね。
友人のジョン役でマイケル・シャノンが出ていますが、始め彼の立ち位置がただの友人なのかと思っていましたが、実はそうではなく、彼もこの夫婦の葛藤に巻き込まれていきますが、決して彼は口を開きません。 
周りもいい脇を使っていますが、ちょっと後味がよくない作品でした。

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自分の今の職に生きがいを見いだせないフランク

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ちょっとした浮気心をモーリーンと起してしまう

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ヘレンも夢を諦めきれないでいた

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浮気した後の誕生パーティー、フランクは心に堪えるのだった

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二人の友人のジョン、しかし彼はある秘密を抱えている

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