anttiorbの映画、映像の世界

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ワン チャンス

2013年作品、デヴィッド・フランケル監督、ジェームズ・コーデン主演。
 
ポール・ポッツは歌うことが大好きな少年だった。 教会で歌っていた時に突然倒れてしまった。 病院に運ばれ治療を受けたのだが、自分の大声で耳がやられてしまったのだった。
彼は、苛められっこだった。 小学生の時も、ハイスクールになっても変わらなかった。
成長したポール(ジェームズ・コーデン)は、携帯ショップに勤める引っ込み思案の青年だった。 でも歌が大好き、それもオペラが。 食事をしているときも、聞きながら歌っている。 そんな姿に父のローランド(コルム・ミーニイ)は露骨に嫌な顔をするが、母・イヴォンヌ(ジュリー・ウォルターズ)は庇ってくれるのだった。
ある日携帯ショップで働いているとき、店長のブランドン(マッケンジー・クルック)と彼女について話していた。 彼はメールでやり取りしている女友達がいるのだが、とても会う勇気はない。 
そこに昔から苛められている男が入って来たので、あわててポールは隠れてしまった。 しばらくしてその男が帰ったので、店に戻ると、ブランドンが、ポールの携帯を操作し、彼女と会う約束をメールでしてしまった。 慌てるポールだが、内心喜んでもいた。
彼女が来てくれる、その日は朝から浮かれていた、花をプレゼントしようと思い花屋に行ったが、まだ開いていなかった。 そこで彼が入ったのはディカウントストアだった。
列車はもう着いていた。 必死に走って駅に着いたポールを彼女は待っていてくれた。 彼女はジュルズ(アレクサンドラ・ローチ)というチャーミングな女性だった。  お互いに、ブラッド・ピットに似ている、キャメロン・ディアスに似ているというやり取りをしていたが、ぜんぜんな二人だったのだが。
たまたまあった母、イヴォンヌに家で食事をと言われ、ジュルズは気さくに応じてくれた。 食事が終わり海岸を歩きながら、お互いの事を話すふたり、そこでポールは自分の夢を話した。 そして彼女はその夢を叶えるようポールに言うのだった。 そうオペラ歌手になるという夢を…
 
題名の 「ワンチャンス」 その物なんですが、これを見ると今度はオペラが聞きたくなる作品でした。 ポール役のジェームズ・コーデンは良かったですね。 肥満で、苛められっこ、そんなぴったりの配役でしたが、素晴らしい声量、吹替えなんでしょうか? 
彼の経歴は今ひとつわからないんですが、もし地声でしたら素晴らしかったです。
この後彼はヴェニス音楽学校にチャンスをかけて通い始めるのですが、そこで思わぬ落とし穴、まあそれだけではないんですが。
またジュルヌ役のアレクサンドラ・ローチも気持ちのいい彼女役にはピッタリでした。 普通の作品ではあとから出てくるヴァレリア・ビレロの方が綺麗なんですが、彼はぶれませんでした。
途中でてくるパバロッティ(もちろん偽物・別の役者さんですが)が何とも面白かった役者でしたね。 なんかミニミニルチアーノでした。
一発逆転、これって事実なんですよね。 チャンスを掴めたのも実は直前に彼女のある言葉があるんですが、それも彼には大きな勇気になりました。 気持ちのいい作品でした。



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食事をしているときもオペラを聞いているポール、鬱陶しい

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そんなポールのメル友の女性が会いに来てくれた 何とも気持ちのいい女性だった

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ポールの一発目の勝負

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ヴェニスの学校で知り合ったジュルヌ 彼女とのコンビでコンテストに出るポール

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ヴェニスでの生活が軌道に乗り始めたのだったが…

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