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私たちが光と想うすべて

2024年作品、パヤル・カパーリヤー監督、カニ・クスルティ ディヴィヤ・プラバ チャヤ・カダム リドゥ・ハールーン アジーズ・ネドゥマンガード出演。

インドのムンバイで看護師をしているプラバ(カニ・クスルティ)と、年下の同僚のアヌ(ディヴィヤ・プラバ)。 二人はルームメイトとして一緒に暮らしているが、職場と自宅を往復するだけの真面目なプラバと、何事も楽しみたい陽気なアヌの間には少し心の距離があった。 プラバは親が決めた相手と結婚したが、ドイツで仕事を見つけた夫から、もうずっと音沙汰がない。 アヌには密かに付き合うイスラム教徒の恋人・シアーズ(リドゥ・ハールーン)がいるが、お見合い結婚させようとする親に知られたら大反対されることはわかっていた。

そんな中、病院の食堂に勤めるパルヴァティ(チャヤ・カダム)が、高層ビル建築のために立ち退きを迫られ、故郷の海辺の村へ帰ることになる。 揺れる想いを抱えたプラバとアヌは、一人で生きていくというパルヴァティを村まで見送る旅に出る。 神秘的な森や洞窟のある別世界のような村で、二人はそれぞれの人生を変えようと決意させる、ある出来事に遭遇する。

監督はパヤル・カパーリヤー、ドキュメンタリーが2本ありますが、ドラマ作品は初めての監督のようです。
記事のある俳優さんはチャヤ・カダムですね。「花嫁はどこへ?」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/10/08/060000 に出演でした。

ダンスシーンがなく、全体的なリアルなドラマ作品です。
発展途上のインド、それも都市部のムンバイも急速に都市化が進んでいる感じで、高層ビル建設のために立ち退きを迫られたり、夫が出稼ぎに行き頼りのなくなった女性、そして自由を謳歌している若い女性、三者三様の女性を描いたドラマでした。


地味な作品でしたが、インドでの暮らしも同じ人間的な側面というか、インド映画は基本派手で、煌びやか、ぶっ飛んでいるものが多いんですが、今作はカンヌでグランプリを取るほどのリアルなドラマでしたね。
ラストはちょっと幻想的なところもあり、プラバが今後、人間が変わっていくという感じに見受けられましたが。