anttiorbの映画、映像の世界

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ホラーの天使

2016年作品、長江俊和監督、葵わかな恒松祐里水谷果穂矢倉楓子藤田みりあ藤原一裕、草野イニ出演。

現在はスタジオとして使用されている廃校、ここには昔から変な噂があった。
俳優の竹中直人(本人)にインタビューが行われ、この廃校を利用したスタジオでの体験談を語ってもらう画像の収録が行われる。 サービス精神たっぷりに話してくれる彼だったが、この話を話すのは本当は嫌だと最後に言うのだった。
撮影の待ち時間を過ごす二人の女の子(葵わかな恒松祐里)、次の撮影まではけっこう長い待ち時間となってしまっている。 メイキングという事で、カメラはまわしっぱなしにしようと言い、お互いの意気込みなどを収録しながら時間を潰すが、だんだんと飽きてきて、思わず本音が出てしまう事も。
一方、ネタ合わせを続けるコンビ芸人(藤原一裕、草野イニ)がいた。 一方がネタ作りをして、相方がそれを合わせるのだが、なかなかうまく息が合わない。 ネタ作りをしている方は相方に対してしばし高圧的に出る。
しかしその時相方はなにか女の声が聞こえたと言いはじめる。
合宿生活を送る3人のアイドルユニット(水谷果穂矢倉楓子藤田みりあ)、教えられたダンスを3人で必死に合わせている。 売れたいという願望が強い3人、今度の新曲を売るためには何かイベントをしたいという事を3人はそれぞれに言い合う。
夜も深けてきて、練習はそれまでとし、しばし雑談を始めるが、リーダーの女の子が、このスタジオには怖い噂があると言いはじめる。 一番おとなしそうな子が耳をふさぐ。 しかしほかの二人は面白がってどんどん話を進め、私は霊が見える体質だとも言いはじめるが、ここで見たことは無いと言う。
実はこの廃校には地下室があり、そこに昔一人の女の子が友達に閉じ込められたという噂があったと言いはじめるのだった。
閉じ込めた女の子はそのまま帰ってしまい、そして卒業をしてしまう。 家族は捜索願を出すが結局見つからずそのままだというのだった。 じゃあその子は幽霊になっているのか?
いやその子は今でも生きている?
そしてもう遅いから寝ようという事になった3人だったが…

この作品は、第8回沖縄国際映画祭 「島ぜんぶでおーきな祭」 のTV DIRECTOR'S MOVIE部門にて上映されたんですね。 さすがに沖縄まで見には行けませんでしたが、その後公開作品も多く、NMB48のメンバーが出演している作品は、今作と、来年1月に完投公開予定の 「愛MY~タカラモノと話せるようになった女の子の話」 ですね。 今作には矢倉楓子、「愛MY~」には、卒業生の門脇佳奈子、卒業予定の上西恵が出演しています。 絶対見ますが(^^)
さて今作はどうしてこのタイトルなのかな? と思いましたが、ちょっと前に同じ製作の読売テレビで、葵わかなちゃん主演のドラマ 「マネーの天使」 があったからその流れで、このタイトルになったのか? お話に関連は無い感じですが、主演の葵わかなと、矢倉楓子は被っています。
監督は長江俊和、ホラー作品を多く撮っていますし、私の好きなモキュメンタリ―手法が得意な監督ですね。 「放送禁止 劇場版「密着68日 復讐執行人」」、「パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6764950.html また不思議な感覚のホラー 「不安の種」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12535926.html も撮っています。
この物語は、この廃校のスタジオで起こる惨劇をフェイクドキュメンタリー形式でカメラで撮っていくんですが、ここで語られているベースにあるのが “アザミの呪い” なんですね。
一応各キャストに、特に女の子たちには配役名があるんですが、それは今回は表記しませんでした。 それがネタバレになる恐れがあるんで(^^)
冒頭は本当に廃校の画像から始まるんですよね。 これが意外に怖くてビクビクしながら見ることになるんですが、これは最初の竹中さんのインタビューから、このカメラワークなんですね。 どうしても画面全体というか出演者の後ろ、横、に目が行っていますんです。 これは初めのフリが実にうまく、恐怖を持続させてくれますね。
一体誰が生き残るのか? その辺りもテレビドラマ版を見ていると何となく伝わってくることから、まったく作品名だけが似ているってことでもありませんね。
これは結構怖いですよ。

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収録の空き時間の二人

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お笑いのネタ合わせの二人

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振り合わせをする3人

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そして怖い話をし始める

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二人は時間をもてあまし廃校スタジオを探索開始

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