anttiorbの映画、映像の世界

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好きにならずにいられない

2015年作品、ダーグル・カウリ監督、グンナル・ヨンソン主演。

アイスランド。 レイキャビクの空港で荷物係として働く43歳のフーシ(グンナル・ヨンソン)は、母親・フィヨラ(マーグレット・ヘルガ・ヨハンスドッティル) と二人暮らし。
職場では単調な作業をこなし、金曜日はなじみのレストランでパッタイを食べる日々を送っている。 そんな彼のささやかな楽しみは、戦車や兵士のフィギュアでジオラマを作ることと、大好きなヘビメタをラジオ番組にリクエストすること。
ジオラマの部品を買うためショップに行ったとき、たまたま良いラジコンの四駆車があり大人買いをしてしまう。 そしてその日、下の階に引っ越してきた少女ヘラ(フランチスカ・ウナ・ダグスドッティル)に、そのおもちゃは子供に上げるのと話しかけられる。 そうじゃないと言いながら家に入ろうとすると、母は恋人のロルフ( アルナル・ヨンソン)とことの真っ最中だった。 仕方なく買ったばかりのラジコンで時間を潰すフーシ。
職場の同僚はおとなしい彼を馬鹿にして、何かにつけてからかってくる。 未だ独身の息子を心配した母親は、出会いのチャンスを作ろうと、誕生日にダンススクールのクーポンをプレゼントする。
そんなある日、フーシは同じアパートに引っ越してきた少女ヘラが、父親の留守で家に入れない様子を見かねて、自分の家で一緒に遊んでやる。 ところがヘラの父親は、フーシを何となく警戒している様子だった。
そしてダンスの日を迎えた。 母親にせかされて渋々ダンススクールに向かうフーシだったが、中に入る勇気が出ずに車の中で音楽を聴いていると、出てきた女性シェヴン(リムル・クリスチャンスドッティル)が話しかけてきた。 吹雪が怖くて歩いて帰れないというシェヴンを車で送ったことをきっかけに親しくなる2人。
初めての恋の予感に胸をときめかせるフーシ。 親友モルドゥル(シガー・ジョン・キャルタンソン)から激励され、彼女に彼なりの感じで近づいていくのだったが・・

これも予告編を見て、どうしても行きたくなった作品。 アイスランドデンマークの合作作品、監督はダーグル・カウリ、フランスの監督さんで2作目らしいですね。
主演は巨漢のグンナル・ヨンソン、地元アイスランドの中堅俳優さんのようです。 映画初主演?
物語は、おそらく童貞で、女性とは一切付き合ったことのなかったフーシが、いやいや行ったダンススクールで出会った女性シェヴンとの愛のお話。 リムル・クリスチャンスドッティルが演じていますが、私はてっきり感動の恋愛ドラマと思っていました。
このフーシは、趣味がジオラマということで、ものすごく手先が器用で、電気関連も詳しく、内装工事もうまく、料理までやり始めると美味しく作れてきます。
見てくれは巨漢で風采が上がりませんが、どうしてどうして生活力もあるんですね、そしておそらく貯金もたっぷりありそうです。
しかしこの出会ったシェヴン、ちょっと困った女性でした。 はっきりいえば、悪い女性ではないのですが、フーシの手には負えないかわいそうなところがあるんですね。だから、後半物語が急転していくんですね。
ちょっとあっけにとられたラスト、観客も、意外なラストにちょっとあっけにとられていました。 あれはフーシが可愛そう。

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このラジコンがほしくなる

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ここがフーシの職場

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少女ヘラにジオラマを見せる

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いやいや行ったダンス教室で出会ったシェヴン

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親友のモルドゥルも応援するが

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