2012年作品、ピーター・ウェーバー監督、マシュー・フォックス、トミー・リー・ジョーンズ、初音映莉子、羽田昌義出演。
機中彼は、今後の占領政策を進めるうえで、避けて通れない戦争の責任者を調べ上げることを、日本文化の専門家であるボナー・フェラーズ准将(マシュー・フォックス)に命じた。
アメリカ国内では、天皇に責任があるという意見が多く、処罰の対象としているが、マッカーサーはイエスマンではないと自らは思っている。 GHQ内にもリクター少将(コリン・モイ)を始めそれを当然と考える者たちがいたが、彼はあえてフェラーズに託したのだった。
通訳の高橋(羽田昌義)を従え、フェラーズは調査を開始するのだった。 まず初めに一命を取り留めた東條に会いに行く。 東條が示したものは近衛文麿(中村雅俊)だったのだが。 一方フェラーズはもう一つ個人的に探している者がいた。 そう日本人の恋人だった。
島田あや(初音映莉子)であった。 彼が学生時代アメリカの大学で知り合い付き合っていたのだが、戦争がはじまり引き離されてしまったのだった。 果たしてフェラーズは真相に近づき、恋人を見つけることができるのだろうか?…
この作品も長いこと劇場予告編が流れていましたね。 当初この作品はスルーしようと思っていたんです。 日本人ではない監督が、デリケートな戦争責任について描くことが、ちょっと引っ掛かりがあったからです。
しかしある映画紹介の話を聞いて、意外とフラットに描いているらしいことから、見に行くことにしました。
物語の感想はあえて今回は書かないでおこうと思います。 ただ言えることは、”起こるべくして起こった戦争を、しかるべき人が終わらした” と私は思います。
最後にちょっと涙が出たシーンがありましたが、それは観た方それぞれだろうと思いました。