anttiorbの映画、映像の世界

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ハード・ボイルド 新・男たちの挽歌


心地よくサックスを吹いているのはユン警部補(チョウ・ユンファ)=通称テキーラ、密輸拳銃の取り締まりを厳しくしている。 今日はその現場を取り押さえるために、飲茶レストランに来た。
皆かごの鳥を持ってきているが、ひときわ人相の悪い男たちが入ってきた。 しかし奥の方にたった一人で飲んでいる男がいた。 ここで一見鳥の売買をしているようで実は銃の密輸の現場だった。
いざ取り押さえる時、奥の男(國村隼)が撃ってきた。 一斉に修羅場と化し、壮絶な撃ちあいが始まった。 彼は殺し屋だったが、応援部隊も来て何とか鎮静化し、殺し屋たちも殲滅はしたが、殉職者も出てしまった。
殉職者は相棒のア・ロン(ボウイ・ラム)だった。 上司のチャン警視(フィリップ・チャン)が秘密捜査官として送り込んだ部下も命を落としてしまった。
秘密捜査員は死ぬとファイルも燃やされる。 チャンは銃の密輸の担当からユンを外すというが、ユンは聞く耳を持たない。 勝手に情報屋から現場の情報を聞き、単身向かうのだった。
数日後、図書館でひとりの男が殺された。 武器輸出を扱うマフィアのボス、ホイ(クワン・ホイサン)の右腕であるトニー(トニー・レオン)の仕事だった。 ホイはトニーを気に入っていたが、トニーはホイと敵対するジョニー(ウォン・チョウサン)からも誘いがかかっている。
今一つ決めかねていたトニーだが、ジョニーは大きな野望を持っていて、そのためにはホイが邪魔であった。 ホイを殺すのを、トニーにやらせるため、ジョニーは戦いの場にトニーを連れて行った。 そしてホイは覚悟を決めていた。
ジョニーに殺されるより、トニーに撃ってくれという。 しかし部下は殺さないようトニーに懇願する。 しかし次の瞬間トニーは部下もすべて撃ってしまった。 容赦ないトニー、しかしそれを見てジョニーはトニーを信頼した。
そこに単身ユンが乗り込んだのだった。 またも銃撃戦が始まるのだが、ここでトニーはおかしな行動に出る。 ユンを最後殺さないで去ってしまうのだった。 そうトニーは秘密捜査官だったのだ…

紅一点で、テレサ・モウが出ていますが、ユンの一応恋人役です。 彼女に毎回花が届くのが捜査員からの情報なんですね。
派手な銃撃戦だけ見てても面白いですが、ギャング同士の抗争、病院を舞台にしたラストの攻防戦は圧巻でした。
しかしマフィアのボスのジョニーがなんと病院の経営者で、そこの働いている医師は普通の真面目な医師たちというところが、なかなか他にない発想でしたね。 しかしいざとなると患者を人質に取ったり、打ち殺したり、病院をただの隠れ蓑としてしか見ていないジョニーの悪っぷりもいいですね。
このシリーズは人気が高いですが、遡って始めから見てみたくなる銃撃アクション作品でした。 ラストのエンドロールもなかなかおしゃれですね。

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テキーラが踏み込むと


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いきなり殺し屋が暴れだす

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テキーラが心許される場所



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一方トニーは





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衝突するふたり

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