anttiorbの映画、映像の世界

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緋文字

1972年作品、ヴィム・ヴェンダース監督、センダ・バーガー主演。

17世紀、北アメリカの大西洋岸に、イギリスを追われた清教徒が新天地を求め移住していた。 植民地の統治は聖書に基づいて行われる神聖政治だった。
二人の男がある街を目指していた。 その途中で小高い丘の上にいるある親子を見かけた。 
そこに近づく異様ななりの男。 母に向かって 「来い!」 と命令しどこかへ連れて行く。
女はヘスター(センダ・バーガー)といい自由奔放な女だった。 彼女は7年前に不義密通の罪に問われこれから裁判にかけられるのだった。 彼女は衣服に姦通を意味する“A”の緋文字を縫いつけられ、娘と共に離れた小屋で生活を強いられているのだったが、彼女の娘の父親は誰なのかはかたくなに口を開こうとしなかった。
二人の男たちは実は医者だった。この神聖な土地に医者はいなかった。まわりの市民に罵られる彼女だったが、決して怯む事はなかった。 ただ一人彼女に理解を示し、温かい言葉をかけるものは神父だった。
医者はこの街の長の具合を見るために来たのだったが、実は神父も病んでいたのだった・・・

ヴィム・ヴェンダース監督の近世のアメリカ創世のころの物語ですね。 初めは言葉がどこの言葉かわかりづらかったのですが、どうやらドイツ語なのかっていうところまでしかわかりません。 それも監督が、ドイツ人だからということからでした(^^)。
物語はこれはなかなか日本人には理解しづらい話ですね。 宗教感の強い映画、ましてや戒律のあるキリスト教は細かい知識、経験、がないと理解するのは難しいんでしょうか?
自由を求める姿、古い風習宗教観からの脱却、禁断の恋というところは理解できますが、奥底に流れる宗教観まではちょっとわからなかったというのが正直なところでした。
この手の作品は難しいですね。


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荒々しく引き立てられる女


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彼女はいったい何をしたのか?

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