1994年作品、ルイス・ロッサ監督、シルヴェスター・スタローン主演。
1984年のコロンビア、二人の迷彩服を着た男が特殊なミッションを行っていた。 ダムの爆破作業をしている模様だ。 ターゲットは、そこを通る車のようだ。
しかしその車にターゲット以外に女が乗っていた。 爆薬を仕掛けたレイ・クイック(シルヴェスター・スタローン)は、相棒のネッド(ジェームス・ウッズ)に爆破中止を言うが、ネッドは聞く耳を持たない。 急いで爆薬を解除に向かうレイだがネッドはスイッチを何のためらいもなく押してしまう。 吹き飛ばされ川に転落するレイ。
二人はCIAだった。 ネッドが上官なので作戦遂行に違反したということでレイを制裁するが、レイは逆にネッドに殴り掛かりそしてレイはCIAをやめるのだった。
一度は断ったレイだったが、なぜか気になり、また電話をするのだった。 墓地に現れる一人の美しい女性。 彼女がメイだった。 遠くから彼女を見つめるレイ。
彼女は幼いころに家族を惨殺され彼女だけが生き残ったのだった。 その復讐をレイに依頼しているのだった。
彼女はなんとしても復讐をしたいと言い、もし受けてもらえないなら一人でもやると言う。 レイは慎重にその話が本当か確かめているのだった。
ターゲットは巨大犯罪組織レオン・ファミリーでドンであるジョー・レオン(ロッド・スタイガー)の息子トマス(エリック・ロバーツ)と、その仲間だった。 しかしそこにいたのは、昔の上司の相談役兼警備担当のネッドだった・・・
1994年というところは、世間的にはスタローンが今一つの評価に時代ですね。 たしかに試行錯誤している感じはありますが、見様によっては結構工夫を凝らして演じている期間ではないでしょうか?
アクション俳優はそればっかりだと飽きられますよね。 シュワちゃんみたいに知事になって空白があればいいですが、ウィリス然り、やはり停滞期ってあると思います。 でもスタローンはヒットするしないにかかわらず、絶えず話題は振りまいていたのでは?
この作品はやはりシャロン・ストーンとの濃厚なラブシーンですね。 アクションは前半に少しで、あとは職人的爆破技術で勝負といった作品に仕上がっています。
まあスタローンらしくないと言えばそれまでですが、シャロンの美しさ(好みはいろいろですが)は全盛期じゃないかと思います。
ちょっと長いのでテンポが悪く、爽快感に欠ける点はマイナスでしたね。 つまらないとも言い切れない惜しいという作品でした。

元CIA、爆弾のスペシャリスト


親の敵に何とか近づくメイ


