anttiorbの映画、映像の世界

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ルート・アイリッシュ

2010年作品、ケン・ローチ監督、マーク・ウォーマック主演。

2007年、教会に入っていく男・ファーガス(マーク・ウォーマック)は友の遺体に一目会いに来たのだった。 こちらに近づいてくる女・レイチェル(アンドレア・ロウ)はいきなり彼に殴りかかった。 亡くなった友・フランキー(ジョン・ビショップ)の妻だ。
そして遺体は見せられないと関係者に言われるファーガス。 それは遺体の損傷が激しいからだった。 しかし彼は人気がいなくなるまで隠れて、柩を強引にあけ、友に別れを言い、嫌いだったネクタイをされている友からネクタイを外し自分の首に巻くのだった。
イラクで戦死した兵士フランキーは死の少し前、彼に何度も電話をしていた。 でも彼は電話には答えられなかった。 
彼は葬儀のあとに家族と混じって執拗に会社の関係者に、死んだ時の状況を質問していた。 事故だと言いはる会社。 でも彼は納得できなかったのだ。
妻のレイチェルは会社から、彼から携帯電話を預かっていないかと言われるが、心当たりはなかった。 なぜ彼はイラクにいたのか? 彼をイラクに誘ったのがファーガスだった。
ファーガスの身分は国家の軍隊が派遣した兵士ではなく、戦争をビジネスにする企業が大金と引き換えに派遣したコントラクター(=民間兵)だった。 その仕事は高収入だったので、フランキーを誘ったのだった。 幼い頃から兄弟同然の彼の誘いに、心優しいフランキーは拒まなかった。
そんなファーガスのもとに、一個の携帯電話が送られてきた。 メモもついていた。いくつかの画像、動画、メッセージが入っていた。 イラクでの記録なので、保存されていた画像の言語の翻訳を、イラク出身のミュージシャン、ハリム(タリブ・ラソール)に依頼するのだった。 そこには思いもかけない動画が入っており、彼の死の原因となる映像が入っているのだった・・・

告発のとき」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7616634.html と似ている作品ですね。 イラクでの死の真相を、今回は幼馴染で、今でも親友の男が解き明かしていくストーリーです。
しかしイラク戦争というのは、ベトナム戦争とはまた違った、アメリカの暗部なんですね。 勝った戦争のようですが、こういう大義のない戦争は、やはりアメリカ国民の中で分かっている人、またイギリス人の監督・ケン・ローチはやはりやりきれない思いが強いんではないかと思える、激しい映像でした。
戦争で儲けるハイエナ産業の存在。 それも人をモノとして使うとんでもない企業の実態が描かれていて、それがラストの強烈な結末につながっていくんですね。
誰ひとり幸せのない作品ですが、本当に無益な戦争に強烈なアンチテーゼの作品でした。 秀作ですね。(G)


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まだ学生のころのファーガスと、フランキー
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民間兵の服装
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イラクにいるころのファーガス

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レイチェルとハリムのライブを見るファーガス

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動画に映っていた真実とは?

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それでもファーガスは

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