anttiorbの映画、映像の世界

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悪魔くん

1966~1967年作品、監督:加島昭、小林恒夫ほか、出演:金子光伸、吉田義夫潮健児

ここはマネキン人形の倉庫、たくさんのマネキン人形が置かれておる。 古くなってバラバラにされたマネキンの残骸もある。 外は雷が鳴っている。
その中の下半身だけの一体が動き始めると、首が、両手がくっつき、目が怪しい光を放ち始めた。 そして動き始めたマネキンは倉庫から出て行った。
バイクを運転している男の前に現れると、男は若い女と思い後ろに乗せてしまう 。しかし不気味な笑い声に驚き止まると、首が取れてしまった。 その首はみるみる形相が変わり、大きな一つ目となり笑い続けるのだった。 口から白い煙を吐くと、男はマネキンにされてしまった。
ところ変わり、バレーの練習をする先生と生徒。そこにもマネキンが現れた。また首が落ち、見る見る間に一つ目の恐ろしい顔となりその二人もマネキンにされてしまった。 
人が消えて、マネキンが残った事件が頻発することに疑問を持った悪魔くん(金子光伸)はこれは妖怪の仕業だと思い、魔法陣からメフィスト吉田義夫)を呼ぶのだった。 直ちに水鏡で居所を探る二人、そしてマネキン倉庫が怪しいと気づく。
見張っていると、マネキンの一体が踊り始める。 すっかり一緒に踊るメフィストだが、悪魔くんがソロモンの笛を吹くと痛みで、我に返る。 マネキンなのでふわふわして捉えどころがなく、苦戦するメフィスト。 杖を取られて危機一髪のメフィスト、果たして二人はこの妖怪に勝てるのだろうか?・・・


映画作品ではないんですが、年末からipadに入れてコツコツ見ていました。 その中でこの話は昔から一番好きなお話です。 
第6話の 「首人形」 という作品ですが、子供心に怖くて、でも引き込まれて観ていましたね。 1966年ですから、私が見たのは再放送でしたが(本当です!)、結構楽しみでした。
実は妖怪と、巨大な怪獣と半々くらいでしたね。 でも怪獣とは言わず、劇中は妖怪という表現をとっていました。 メフィスト役は10話まで吉田義夫、11話からは潮健児が勤めていました。 潮・メフィストは弟という設定でした。 その引継ぎもしっかりとストーリー付がしていました。
私のイメージは潮メフィストのイメージが強いですね。 潮健児は後に仮面ライダー地獄大使役で大ブレークしましたから、結構有名な悪役俳優でした。
吉田義夫は19話でゲストとして1話だけ出演していますが、復帰することはなかったですね。
全26話で半年間放送されましたが、続編は実写では作られなかったのが残念です。 主人公の悪魔くん(山田真吾)役の金子光伸さんは、ちょっと驚きましたが、若くして亡くなっているんですね。 交通事故という話ですが、「ジャイアントロボ」 でも大作少年役で主役を演じています。
一度引退していて、復帰する話もいくつかあったみたいですが、残念で、お気の毒だと思いました。 今思えば音声が後から入れているからなんで、演技的にはたどたどしく見えますが、この時代にこんな特撮作品を作ることは、ものすごいコストがかかることだと思います。 東映はよくやったと思いますね。
妖怪ものが3作続きましたが、私の世代はこういう作品が結構好きな方が多いのではと淡い期待を持っています。 「ゲゲゲの女房」 でこの作品が放送されるシーンがあったんですが、私はひとり感激して興奮していました(^^)。
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バレー教室に現れた首人形
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これは巨大化した雪女
 
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「魔力」を使うメフィスト
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これはペロリゴン、妖怪っていうより怪獣ですね。
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「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」唱へる悪魔くん