「高校生になってもママは高校の教師なの?」 息子のリッキー(アダム・テイラー・ゴードン)にそう聞かれたジェシカ・マーティン(キム・ベイシンガー)は、愛する夫と11歳の息子とともに幸せな暮らしを送っていた。
息子をバスまで見送り家に帰ったその時、突然ガラスが割られ、数人の男が入ってきた。 そしてメイドは殺され、ジェシカは拉致されてしまった。
見知らぬ屋敷にとらわれ、その部屋にあった電話は破壊されてしまった。
初めは誘拐されたと聞いてもいたずら電話だと思ったライアンだが、あまりにも必死な声のジェシカの頼みを聞き、警察に行きこの携帯を聞かせることを約束する。
そこにいたのはボブ・ムーニー巡査部長(ウィリアム・H・メイシー)だった。 しかしこれから説明しようとした瞬間、待合室が大混乱になってしまい、ライアンは別のフロアに移動させられてしまい、結局警察ではらちがあかなかった。
そこに賊のリーダー格の男イーサン(ジェイソン・ステイサム)がジェシカのところに現れそのやり取りを聞いたライアンは、はじめてこれは本当のことと理解する。 そして何とか彼女を救うためライアンは携帯で話しながら、彼女のために奮闘するのだった…
キャプテン・アメリカのクリス・エヴァンス、トランス・ポーターでおなじみのジェイソン・ステイサム、そしてキム・ベイシンガーと豪華な顔ぶれです。
携帯を駆使してのアクション作品ですが、2004年に作られたのにもう古く感じられますね。 でも当時はいい設定だったんでしょうね。
偶然かかった携帯電話が、電池切れ、混線といった様々な障害を何とか乗り切るところは結構当時ならよかったと思いますし、今でもトンネルは辛くかかりづらいですからね。
テンポもよくいい映画ですが、ジェイソン・ステイサムのやられかたがちょっとあっけないですね。 地味ですがウィリアム・H・メイシーが渋い警察官で活躍するところはちょっといいですね。 まあそこそこ面白かったです。