連続殺人事件が起こった。 狙われたのはワシントンD.C.の最高裁判事2人。 ニューオリンズの法学部の女子大生ダービー・ショウ(ジュリア・ロバーツ)は事件に興味を覚え、ある仮説を打ち立ててレポートに書き上げた。
彼女はそのレポートを教授に渡すが、それを読んだ彼は驚き、友人のFBI特別法律顧問ヴァーヒーク(ジョン・ハード)に渡す。 さらにそれは24時間もたたぬうちにFBI長官・ヴォイルズ(ジェームズ・B・シッキング)、CIA長官・グミンスキー(ウィリアム・アサートン)から大統領補佐官・コール(トニー・ゴールドウィン)、そして大統領(ロバート・カルプ)の手に渡った。
レポートは「ペリカン文書」と名付けられ、衝撃を与えた。 そしてキャラハンがショウの前で爆死させられる。
ワシントン・ヘラルドの敏腕記者グレイ・グランサム（デンゼル・ワシントン）は、法律関係者であるらしい 「ガルシア」 と名乗る男から、内部告発の電話を受け取る。 しかしガルシアは彼の前に姿を現すことをためらっていた。
そしてヴァーヒークのふりをして彼女を狙う暗殺者。 彼女に接触しまさに殺そうとする瞬間、殺されたのは暗殺者の方だった。 そしてショウはグランサムにコンタクトを取り、ようやく事件の解明に二人は動き始めるのだった・・・・
サスペンスとして評価が分かれる作品ですね。 141分という長い尺なのですが、おそらく原作を何とかおさめたのにもかかわらず、まだもう少し撮りたかったのではないかという監督の気持ちが伝わってきます。
もちろん暗殺シーンとか、ショウが狙われるシーンのつくりは上手いのですが、「ペリカン文書」の説明があっさりとしすぎていて理解しづらいですね。 ここらあたりをもう少し初めの方でわかりやすく時間をかけて画けばもっとすっきり映画に入っていけるのではないかと、少し残念に思えます。
もちろん見て不満ではないのですが、もっとぞくっとすることができたのでは、もっと深みが出たのではと感じる惜しい映画です。
ただこの映画は3回目ですがそれなりに満足している自分でもありました。
監督のアラン・J・パクラはそんなに多くの作品を残していませんが、社会派のサスペンスが時だったみたいですね。
まあ全部見てもそれほどきつくはなさそうですね。
あるレポートを書き上げたショウ
