2005年作品、すずきじゅんいち監督、ランド・ギャンブル、ローラ・バットニー、吉川ひなの出演。
カメラマンのグレッグ(ランド・ギャンブル)は、妻のアマンダ(ローラ・パットニー)から攻められている。
妻は夫の不倫を気づいている。 必死に隠すグレッグだが妻の気持ちは収まらない。 口論の末妻ともみ合いになり、勢いがつき倒れた妻は当たり所が悪く死んでしまう。
頭から流れ出す血。 グレッグは遺体をくるみ、車のトランクに入れ主処分することにした。
不倫相手はスーパーモデル・ゆみ(吉川ひなの)。 若く魅力的な彼女はグレッグを受け入れ、とうとうずるずると関係を持ってしまった。
しかしグレッグは妻とも別れる気は無く、そんな矢先の事件だった。
挙動不審な彼に、警察は質問を続けた。 「トランクを開けるように」 といわれとランクを明ける寸前!無線が入り、警察官は別の現場に行ってしまった。
安堵するグレッグ。 しかしここからグレッグは恐怖の体験をしていくのだった・・・
原題は「デスライド」というのですが、ジャケットはどうやら二つあります。
アメリカ製作版ですがやはり日本人監督なので、日本の怪談という感じですね。
そんな意味で結構怖いですね。
警官の追及を上手くすり抜けていくところが却ってグレッグ自身を追い詰めていく手法が上手いですね。
すずき監督は日活出身でロマンポルノから出発していますが、最近は 「442日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍」とか、結構異色作も撮っています。
妻を殺した男がだんだんおかしくなっていくサマの心理描写は日本古来の古典的な感があり、夏に見るとまた結構良いんではないでしょうか?

不倫に気がついた妻



不倫相手のゆみ

恐怖の始まりだった
