2008年作品、ガブリエル・ムッチーノ監督、ウィル・スミス主演。
ベンの親友に弁護士のダン・モリス(バリー・ペッパー)という男がいる。 彼はダンにある計画を持ちかけていた。 ダンは今一つ乗り気ではないようだ。
ベンは、たった1人の肉親である弟(マイケル・イーリー)から電話を受ける。 彼はベンに対して、何か部屋に入り持ち去っていないかと尋ねてきた。
ベンは国税調査員と名乗り税金を払えない人を探し始める。 その中にエミリー・ポーサ(ロザリオ・ドーソン)という女性がいた。 彼女はは心臓病の治療のため借金を抱え、税金も滞納していた。 彼女のところへ行き、ぶしつけな質問をした。 彼女はそれに誠実に答えた。
また彼はをチャイルド・サービスで働くホリー(ジュディアン・エルダー)を訪ね 「助けが必要なのに求めない人はいないか?」 とたずねる。 ホリーはベンの頼みならなんでもこたえると言い、彼氏から日々暴力的な被害を受けているコニー・テポス(エルビディア・カリーロ)を教えられ彼女に会いに行く。
コニーはいきなり現れたベンに不信感を持つが、熱心なベンに何か心を動かされる。 ベンはモーテルで生活をするようになる。 クラゲを持ち込みたった一人限られた空間で過ごし、ひたすらふ不幸なな境遇の人を調べ続ける。
実は彼はそのさまざまな人に贈り物をしようとしているのだった。
コニーが電話をかけてきた。 そうすると彼は車のキーを渡し、自分の湖畔の家を与えるのだった。 彼女は子供二人とそこで第二の人生を送るように言われる。 彼女たちには夢のような環境だった。 どうして彼はそんな行動をとるのだろうか? 彼はどうして困っている人を探し続けるのだろうか?・・・
彼の行動の理由は前半から断片的にフラッシュバックしますが、全体像がわかるのはラスト近くです。
強靭な精神力なのか、強烈な罪を償おうとする贖罪感なのか、ここまでは常人にはできないほどの行動をとります。 それがものすごく痛々しくちょっと感動のドラマというより悲壮感たっぷりの映画ですね。
ラストにエミリーとエズラが出会うシーンがありますが、二人は幸福そうに見えますが、ベンの事を考えた時胸が張り裂けそうになるのでは?と思わせる悲壮な映画に見えてしまいました。
何もそこまで思いつめなくても、あなたの人生はあなたの物でもあるんですよと言いたくなる映画でした。
ベンはなにかを抱えて生きている
彼が接する人たち
どうして?
彼は尽くすのだった
なんのために?