anttiorbの映画、映像の世界

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Lプロジェクト

2008年作品、ジョン・グレン監督、ポール・ウォーカー主演。

何のことは無い幸せそうな家族、ベン(ポール)とリサ(パイパー・ペラーボ)は将来は湖畔の家に住むことを夢見ていた。 娘と3人で穏やかに暮らしたいとリサが常々言っている。
ベンはちょっと過去に前科があるが、今はまじめに働き上司の評価も良い。 別の場所での責任者の話もきている。 いわゆる出世しそうだった。
そんな中、窃盗の罪で服役していた兄が出所してきてベン一家を尋ねてきた。 とりあえず兄の出所を喜ぶジョンだったし、兄も気を使いその日は別のところに宿を取った。
次の日会社に行ってみるとすぐに上司に呼ばれた。 いきなりの解雇通告だった。いったいなぜというと上司は、君を推薦したところ、君の過去がわかり逆に君を解雇しろといわれていた。 頑張ったが駄目だった、といわれる。
途方にくれるジョン。 そこへ兄から強盗の誘いが来る。 ジョンはその誘いに乗ってしまった。 覆面をして金を上手く奪えそうになったその時、銀行員が隙を見て警備員を呼んでしまい、打ち合いになりその場のジョン以外は死んでしまった。
前科があるジョンは死刑を宣告され、最後に家族には会えたが、これが最後と覚悟をした。 
ところが・・ジョンは見覚えの無いところで目を覚ました。 いったいここはどこか? ベンに与えられた役目は厚生施設のようなところの管理人。 そこには病人なのか何人かの男たちがいる。 そして夢なのかなぞの男・エイブリィ(ランベール・ウィルソン)が絶えず付きまとい、新しい環境に縛ろうとする。
家族の元に返りたいといってもそれは無理と重ねて言われ、お前は大きな罪を犯したのでもう戻れないといわれる。 しかたなくその役目をこなしている。
カウンセラーと称する女(リンダ・カーデリーニ)が時々話し相手になってくれるが、やはり家族に会いたい。 所長・エズラ(ボブ・ガントン)に相談してもこの仕事を続け今までの自分を忘れろといわれる。
そんな中、そこから一人の男が脱走して、自殺する。 自分はもう我慢できない、自分もここから出ようと決心する。 しかし捕まってしまい注射を打たれ気を失ってしまう。 
目が覚めると今までの自分が持っていた記憶は全部妄想といわれる。 家族はとっくに死んでおり、火事の際に生き残ったのはお前だけだといわれる。 いったいどの記憶が本当なのか? 彼はずっとここにいなければならないのか?・・・

ちょっとストーリーが書き辛い作品です。 後半展開が二転三転します。ここが見所ですね。精神的なコントロールをするところがこの題名になっているということでしょうか?
地味な映画ですが、設定は面白いと思います。 もうちょっとメリハリをつけると見やすくなるのでは。
また組織?がはっきりとわかりづらい感じも惜しいですね。 今設定はよく使われるので生かし方次第で映画は化けますよね。

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娘との団らん

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妻と

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しかし突然の解雇、そして転落

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死んだと思ったらある施設に

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そこでの彼の運命は?

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