anttiorbの映画、映像の世界

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スティーブン・キング/痩せゆく男

1996年作品、トム・ホランド監督、ロバート・ジョン・バーク主演。
 
ビリー・ハレック(ロバート・ジョン・バーク)の悩みは肥満。 137kgの体重に妻のハイディ・ハレック(ルシンダ・ジェニー)からダイエットしろとしつこく言われているが、なかなか食欲は抑えられない。
弁護士としては有能で、判事や警察署長とも上手くやっている。 ある晩外食をした後ハイディと車で買える途中、車の中でいちゃついていると前方不注意で老女を轢いてしまい、老女は即死してしまう。
その老女はジプシーのタドゥ・レムキ(マイケル・コンスタンティン)の娘だった。 裁判では警察署長が証人として老女が飛び出したと証言。 判事も無罪とした。
これはどう見てもビリーとの間のイカサマ裁判であった。 無罪放免で法廷から出てきたビリーにレムキが近寄り頬をなで、こう言うのだった、 「痩せていく」。
その日からビリーは食っても食っても体重が減っていくのだった。 初めはダイエット効果が出たと重い喜んでいたのだが、1週間で18kg痩せてしまう。 おかしいと重いレムキの仕草、言葉を思い出す。 「これはもしかして・・・」 
ビリーは友人の医者に相談したがどこにも以上は無いという。 そこで判事のところに行くと判事はいないという。 判事の妻が出てきて具合が悪く入院していると言うが様子がおかしい。
突っ込んで聞いてみると、どうやら判事もレムキに何かされたようだった。 彼は胸を触られて 「トカゲになる」 といわれ、体中が鱗に覆われているらしかった。
警察所長もしかり、体が腐っていくという 「呪い」 だった。 ビリーが最後に縋ったのはマフィアのジネリ(ジョー・モントーニャ)だった。 彼は彼なりのやり方で、レムキにお返しをするのだったが・・・
 
結構スティーブン・キングのマイナー作品ですが、これが実に面白い!
まあ私はスティーブン・キングに外れ無しと思っているので、それなりに楽しめますが、これは心理的な追い込みも上手く、またラストが粋ですね。
これぞホラーという終わり方をしています。 誰よりも愛している娘のリンダはどうなっていくのかは、見るほうに委ねられているところがまた憎いですね。 息子と意見が違いました。 息子も絶賛でした。
 
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やり手弁護士のビリー、彼の悩みは肥満
 
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妻と車でいちゃついていると…
 
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呪いをかけられる
 
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痩せていくビリー
 
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しかし反撃をするビリー
 
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