2021年作品、油谷誠至監督、比嘉愛未 戸田菜穂 渋谷天外 ひろみどり 大森ヒロシ 山口良一 今井れん 中尾暘樹 中村久美 奥村知史 川上麻衣子 丘みつ子 大和田獏 中村俊介出演。
東京で夢破れ、故郷広島へ帰ってきた永峯明日香（比嘉愛未）。 実家は“吟醸酒の父”三浦仙三郎の杜氏の末裔が継いだ酒蔵だった。 養女である明日香は、幼い頃から酒造りに興味を持っていたが、実家を継ぐことはそぐわないと避けて生きてきたのだった。
自らの目標を見失っていた明日香だが、ある日、父・亮治（大和田獏）が家宝とする仙三郎の手記を目にする……。 明治初期、新米酒造家の三浦仙三郎（中村俊介）は、醸造中に中の酒が腐る“腐造”に何度も見舞われる。 資金不足、両親、そして愛する養女の死。 逆境のなか、腐造を起こさない安定した日本酒醸造技術の確立に研鑽を重ね、仙三郎はついに軟水による低温醸造法を導き出す……。
仙三郎による百回試して千回改める『百試千改』の想いに強く惹かれる明日香。 そんな折、亮治が突然倒れてしまう。 弟の創太（奥村知史）は仕込み中であっても、蔵をやめるべきと主張するが、明日香は父が造ろうとしていた新酒造りを引き継ぐことを決心する。
監督は油山誠至、初めての監督です。
比嘉愛未は、「大綱引の恋」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/08/09/180000 に出演です。
中村俊介は、出演作記事はありませんでした。
戸田菜穂は、「青春ゲシュタルト崩壊」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2025/06/23/060000 に出演でした。
広島での酒造りの歴史と、代替わりの難しさを、二つの世代で描いた作品です。
広島に里帰りというか夢破れて実家に戻った主人公でしたが、いきなり父が病に倒れ、酒造が大ピンチに。 そして明治の吟醸酒を作った三浦仙三郎のことに迫り彼の生涯をかけた苦労に思いを寄せます。
先日、沖縄でのラム酒作りの「風のマジム」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2025/09/20/060000 を見ましたが、やはりものつくりの作品は感動しますね。
苦労を重ね、何度もトライし、改良していく、“百試千改“はいい言葉ですね。 あらゆるものつくりに通じると思います。
