2018年作品、竹下昌男監督、原田泰造 山本未來 小西真奈美 遠藤雄弥 渡辺真起子 遠山俊也 佐藤恒治 マギー 舞川みやこ 長谷川玲奈 葵わかな 七瀬公 長塚京三出演。
長距離夜行バスの運転手・高宮利一（原田泰造）は16年前に妻の美雪（山本未來）と離婚した後、故郷の新潟で暮らしながら、新潟と東京間の運行業務を担当している。
利一と美雪と間にできた息子の怜治（七瀬公）と娘の彩菜（葵わかな）は、今は別々に暮らしていた。 東京で定食屋・居古井を営む恋人・志穂（小西真奈美）との逢瀬が、利一のささやかな心の拠りどころだった。
ある日、利一が乗務するバスに、美雪が偶然乗ってくる。 父・敬三（長塚京三）が怪我をしたため、面倒を見に東京から新潟まで通っているという。 そのころ、東京で働いていたはずの怜司が突然帰郷する。 友人とシェアハウスで暮らす彩菜は、結婚と夢の間で揺れていた。 利一たちは新潟で共に過ごす機会が増え、一度壊れた家族の心は徐々に再び通い合う。 やがて、それぞれの人生の新たな時間が動き出していく……
監督は竹下昌男、初めての監督です。
原田泰造は、「大きな玉ねぎの下で」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2025/02/20/060000 他、いくつか出演作記事があります。
山本未來は、「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/12/18/060000 に出演です。
小西真奈美は、「デイアンドナイト」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15881534 に出演でした。
見たかった作品、ラジオのゲストで原作者の伊吹有喜が出演していて、そう言えば彼女の作品で映画化になった作品で、これだけは未見だったことに気付き鑑賞しました。
ちょっとした長編だったことから時間が合わなかったのを思い出しました。 でも今作もいい作品でしたね。
離婚をしても、前妻の父親を結構大事にしている主人公の利一の生き方は、結構惹かれます。 でもがむしゃらに働いていた時は、家に対するウェートは少なかったんでしょうね。 そして断片的に語られる彼の母は、正直嫁いびりがきつかったようです。
離婚には原因があったようですが、二人の子供を置いて行ったことに、大きな罪の意識を感じる彼女にとって、この時期が大いなる展開点だったんでしょう。 ラストはそれぞれ、特に利一にも新しい生活が始まってほしい期待感で終わります。 良作ですね。
