2025年作品、鯨岡弘識監督、佐藤新 渡邉美穂 田辺桃子 新井美羽 水橋研二 濱田龍臣 藤本洸大 河村ここあ 福室莉音 愛来 戸田菜穂 瀬戸朝香出演。
高校2年生の間宮朝葉(渡邉美穂)は、責任感が強く周囲から頼られやすい優等生。 女子バスケ部では、メンバーと顧問・桑野(水橋研二)との仲を取りもつなど全員の調整役となっていた。
そんなある日、朝葉は突然、ストレスによって自分の顔を認識できなくなる「青年期失顔症」を発症してしまう。 10代が発症するこの症状は「自分を演じている人がなる」というSNSの誤った情報が拡散。 朝葉も周囲に知られ、避けられてしまうことを恐れ誰にも言えずひとりで悩んでいた。 そんな朝葉の異変に気が付いたのは、同級生の朝比奈聖(佐藤新)。 聖は中学までは水泳部に所属していたが、あることをきっかけに退部。 高校からは髪を金色に染め、自分の考えをはっきり言う性格のため教師から目をつけられていた。
聖は朝葉に「今までと変えなくていいの?」と問いかけ、ことあるごとに朝葉を気に掛けるようになる。 毎日振り回されながらも誰にも流されない聖をみて、朝葉は自分がやりたいことや本当に好きなことは何か、自身を見つめ直すのだった。 朝葉の中で次第に聖の存在が大きくなってゆくなか、聖も長い間抱えていた“あること”に向き合い始める。
監督は鯨岡弘識、記事はありませんでした。
佐藤新は、「わたしの幸せな結婚」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/03/21/060000 に出演でした。
渡邉美穂は、「イチケイのカラス スペシャル」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/01/16/180000 に出演です。
新井美羽は、「雪の花 -ともに在りて-」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2025/02/02/060000 に出演でした。
今作はなかなか学生時代の危うさを表している作品でした。「青年期失顔症」という病気は本当には今のところ存在していないようですが、極度のストレスではいろんな症状が出てもおかしくないでしょう。
そんな病気が流行っている高校、しかしこれをカミングアウトすると陰口を叩かれる、厄介ですね。 そういう人間は簡単に口にしてなるべくストレスを溜めないように自然としている、真面目な人間が損をする、典型的な感じがします。
そしてもう一つ厄介なのは、バスケットボールの担当教師です。 朝葉を盾にして自分の欲求をただ満たそうとしている、一番卑怯な教師であり、自分は良かれと思って全くそれに気がついていない、救いようのない存在でした。
保健の教師役の瀬戸朝香が実に良い役どころであり上手かったですね。