anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

父と僕の終わらない歌

2025年作品、小泉徳宏監督、寺尾聰 松坂桃李 佐藤栞里 副島淳 大島美幸 齋藤飛鳥 ディーン・フジオカ 三宅裕司 石倉三郎 佐藤浩市 松坂慶子出演。

かつてレコードデビューを夢見ていた哲太(寺尾聰)は、息子である雄太(松坂桃李)のためにその夢を諦めた。 横須賀で楽器店を営みながら、時折地元のステージで歌声を披露しては喝采を浴びてきた人気者の哲太だったが、ある日、アルツハイマー認知症と診断されてしまう。 父のアルツハイマーの発覚により実家に帰ってきた雄太は、父の夢だった「歌手になること」を叶えようと動きだす。

監督は小泉徳宏、「線は、僕を描く」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/10/24/060000 を記事にしています。
寺尾聰は、「金子差入店」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2025/05/25/060000 も公開中です。
松坂桃李は、「雪の花 -ともに在りて-」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2025/02/02/060000 に出演でした。

こういう痴呆のお話は心が痛いですね。 それはやはり自分がこうなったらどうしようということです。
物忘れというか、人の名前が出にくくなってきているのは、年齢を重ねると、仕方がないことだと思いますが、それが頻繁になるとやはりショックを受けます。
痴呆の検査というものがあるのは、他の作品でも見たことがありますが、今作の哲太は、明らかですね。 しかし元来明るい性格なんで、あまり思い悩まずにきていましたが、自分の家がわからなくなった時は流石にショックの表情がありました。


ラストは、最後まで描き切らないで終わりますが、それでも父の真の感情が聞けたのが、雄太は幸せを感じたのかも知れません。