anttiorbの映画、映像の世界

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80年後のあなたへ

2025年作品、北川瞳監督、渡邉このみ 中川翼 向井怜衣 岩崎碧 滝口芽里衣 皆瀬翔 村上なずな 内山優花 川口飛雄我 國分瑠真 斎藤さらら 櫻井亜蓮 沢田京海 鈴木夢 瀧澤僚太 千葉青八 寺島季咲 野崎珠愛 Hitomi 平川丈 平田風果松岡拳紀介 山本藍出演。

2024年5月14日、愛知県の東邦高校の生徒たちが市長に掛け合い、『なごや平和の日』が制定された。 平和の日が制定できたが、これで終わりにしていいのだろうかと考えを巡らせる生徒会長の山川ひまり(渡邉このみ)。 そんな彼女に想いを抱き、代々続く有松絞りの家業を継ぐ決意をする男の子・中濱謙太郎(中川翼)。 戦争時は疎開先として戦争の被害に遭っていない犬山市に住み、訳あって心を閉ざしている女の子・依子(向井怜衣)と、名古屋名物・矢場とんが大好きで陽気な元野球部員・戸村隆彦(岩崎碧)。 高校入学時にお婆ちゃんからもらった大切なメガネをかけた女の子・前島優里(滝口芽里衣)がイメチェンをはかる。 夢を語れずにラジオ局でアルバイトしている大学生・山中あゆみ(村上なずな)とディレクター・高橋芳人(皆瀬翔)。

そんな7人の物語を軸に、戦後80年という節目の年に、この先の未来に残したいものは何かを問いかける。

監督は北川瞳、映画作品はありませんでしたがドラマ作品としては、「推しが武道館いってくれたら死ぬ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/05/04/220000 を記事にしています。
渡邉このみは子役時代「八日目の蝉」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/5006305 に出演でした。
中川翼は、「うちの弟どもがすみません」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/12/13/060000 に出演です。
そして村上なずなは、初めてでした。

このシリーズは初めて観ました。 「私の卒業」という若手発掘プロジェクトで、制作プロダクションThe iconと大手出版社の小学館のプロデュースチームが2020年に立ち上げ、6年目に突入したものということのようです。
さらに地方創生というテーマもあり、もしかしたら関東圏で見ることは上映館が少なかったのかも知れませんね。


私はちょっと名古屋との関わり合いが、親友との関係で多少あります。 その親友はもうだいぶ前に他界していますが、奥さんと子供達にはたまに会いに行く間柄です。 昨年は、夏に会いに行き、色々伊勢の方の観光もさせてもらいました。
そして今回の犬山城も、その親友と、もう一人の親友と3人で、今から40年近く前に、行った覚えがあり、その後私は一人で2回犬山城に行っていて、昨年もその一家と合流前に犬山城に足を運んでいました。 そんな意味で天守閣から見た素晴らしい光景が思い出されましたし、名古屋の街も、結構歩いたんで、すごく昨年の旅行が思い出されました。


さらに言えば、「なごや平和の日」制定の話は感銘を受けましたねえ! 名古屋に対する空襲は、東京大空襲よりも焼夷弾が多く落とされ、ほぼほとんど市内が焼かれて、だからこそ新しく位置から街を作ったことで、逆に戦前のものがほとんど残っていない、そういう事実も初めて知りました。
そういった意味でこの日の制定は名古屋だけでなく、日本全体でもしっかりと認識されるべき大きな事象だと思いました。


もう一つ言うと、平和教育が行われているのは広島とか一部の地域で、名古屋でもなかなかカリキュラムには組み込まれてはいないと言うことでした。 正直私の子供時代にもなかったし、息子の時代にもそう言う授業はなかったと思います。

世界がどんどん不穏な時代になり、世界に至るところで戦争が行われている現代、いつ日本が巻き込まれていくかわかりません。 そんな中での平和教育、戦争をいかにしないでいるためには何をしたらいいのか? 右も左も一緒いなって考えていき、子供達に伝えることの重要性も感じましたが。