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金子差入店

2025年作品、古川豪監督、丸山隆平 真木よう子 三浦綺羅 川口真奈 北村匠海 村川絵梨 甲本雅裕 根岸季衣 岸谷五朗 名取裕子 寺尾聰出演。

刑務所や拘置所に収容された人への差入を代行する「差入屋」。 金子真司(丸山隆平)は妻・美和子(真木よう子)とともに家族で差入店を営んでいた。 ある日、息子・和真(三浦綺羅)の幼馴染の女の子・徳山花梨(金子莉彩)が殺害される凄惨な事件が発生。 彼女の死にショックを受ける金子一家だったが、犯人・小島高史(北村匠海)の母親・こず江(根岸季衣)から差入をしたいと依頼される……。

差入屋として犯人と向き合いながらも、日に日に疑問と怒りが募るなか、金子は毎日のように拘置所を訪れる女子高生(川口真奈)と出会う。 彼女はなぜか自分の母親を殺した男・横川哲(岸谷五朗)との面会を求めていた。 2つの事件の謎と向き合ううちに、金子の過去が明らかになり、家族の絆を揺るがしてゆく……。

監督は古川豪、映画長編は初めてかも知れません。
丸山隆平は、「泥棒役者」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15251708 で主演でした。
真木よう子は、「アンダーカレント」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/10/09/060000 に出演でした。

こういう差し入れ店というのは実際に拘置所の近くにある、いろんな差し入れができる品物を販売しているお店ということのようです。 私はお世話になったことはありませんが、何が差し入れできるのか? など相談にも乗ってくれるお店ということで、それは作中でも描かれています。


冒頭主人公が、この差し入れ店の店主なることが足早に描かれていますが、その詳しい真実は後半に、そしてそれはいろんな事象が生じていくに従ってでした。
“穢れ“とか、嫌われる仕事が色々あるやに、今でも日本はそうなっている側面がありますが、今作もその一部のような感じでしたね。

昔、広末涼子が出演していた、「おくりびと」 でもあういう仕事をしている人間はある意味差別されています。 しかしなくてはならない、あることで人の役に立っている仕事は、尊重されこそしても、決して軽蔑される仕事では、私はないと思います。
今作は最後に光が少し見えますが、だからと言って小さな嫌がらせが続いているのが、ちょっと悔しいですね。