2019年作品、オリヴィエ・アブー監督、アダマ・ニアネ ステファン・カラード ポール・アミー エディー・ルデュック ユベール・ドゥラットル出演。
バカンス中、使用人に自宅を占拠されたポール(アダマ・ニアン)とクロエ(ステファヌ・カヤール。 立ち退きは簡単だと思われたが、覚書に返却規定がなかったため、法の壁が立ちはだかる。 怒り狂うポールの前に現われたのは、クロエの昔の友人ミッキー(ポール・アミ)だった。 仲間たちとともに、ポールをドラッグやセックスが蔓延するアンダーグラウンドの世界へ引きずりこんでゆくミッキー。
そして、ついに惨劇が起きる。 ミッキーたちが占拠された家を襲撃し、ポールとクロエ、使用人夫婦を半殺しにしたのだ。 さらに、宅内を荒らしまくるミッキーとその仲間。 正気に返ったポールは、彼らの暴虐に立ち向かおうとするが、それが善良な男の内に潜む暴力や残虐性をも目覚めさせてゆく……。
監督はオリヴィエ・アブー、初めて作品を見る監督でした。
アダマ・ニアネは、初めてでした。
ステファヌ・カヤールは、「アドヴィタム」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2025/04/24/060000 に出演です。
ポール・アミは、初めてでした。
使用人に家を乗っ取られる、あり得ない設定ですが、これは何とも理不尽ですね。 根底に黒人差別が描かれているかんじですが、主人公のポールは歴史の教師で、暴力的なことには目を向けません。 そんな彼がミッキーと出会うことで変わっていく、しかし・・・
この使用人夫婦は、しかし本当の悪人ですね。 確信犯で報いは受けないといけませんね。 どんな事情があれ。