2024年作品、パスカル・ボニゼール監督、アレックス・リュッツ レア・ドリュッケール ノラ・アムザウィ ルイーズ・シュヴィヨット アルカディ・ラデフ ロランス・コート アラン・シャンフォー オリヴィエ・ラブルダン出演。
オークション・ハウス、スコッティーズに雇われ、パリで働く競売人(オークショニア)のアンドレ・マッソン(アレックス・リュッツ)。
ある日、彼のもとに一通の手紙が届くが、それはエゴン・シーレと思われる絵画の鑑定依頼だった。 シーレほどの著名な作家の絵画はここ30年程、市場には出ていない。 当初は贋作と疑っていたアンドレだが、念のため、元妻で仕事のパートナーであるベルティナ(レア・ドリュッケール)と共に、絵が見つかったフランス東部の工業都市ミュルーズを訪れる。
化学工場で夜勤労働者として働く30歳の純朴な青年マルタン(アルカディ・ラデフ)が父亡き後、母親とふたりで暮らす家に、その絵はあった。 現物を見たマッソンとベルティナは驚き、笑い出す。 それは間違いなく行方不明だったシーレの傑作『ひまわり』であった。 思いがけなく見つかったこの絵画を巡り、次々と明らかになる関係者たちの隠された秘密。 彼らが本当に手に入れたいものとは……。
監督はパスカル・ボニゼール、監督作品は初めてでした。
アレックス・リュッツは、「VORTEX ヴォルテックス」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/01/09/060000 に出演でした。
レア・ドリュッケールは、「ジュリアン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15867331 に出演でした。
幻の名画が、ちょっとあまり裕福でない家庭から見つかるというお話です。 しかし調べていくと、悲しい過去の悲劇が背景にあることがわかってくるんです。
ナチが、いろんな優れた芸術作品を破壊したり隠したりした作品は、「ミケランジェロ・プロジェクト」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13640884 「黄金のアデーレ 名画の帰還」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13692330 などがありました。
独裁政権がよくやる手法ですが、近代中国でも、毛沢東の文化大革命で、失われた芸術作品が多いと言われています。
今作では、オークションという舞台で、破格の値がつくパターンがいくつかあり、ちょっと怖い舞台という側面もありますね。 もう一人女性の登場人物がいますが彼女がなかなかいいシチュエーションに登場します。