anttiorbの映画、映像の世界

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60歳のラブレター

2009年作品、深川栄洋監督、中村雅俊 原田美枝子 井上順 戸田恵子 イッセー尾形 綾戸智恵 星野真里 内田朝陽 石田卓也 金澤美穂 高杉瑞穂 甲本雅裕 鈴木慶一 嶋尾康史 吉満涼太 宮本大誠 並樹史朗 大槻修治 佐藤慶 原沙知絵 石黒賢出演。

根っからの企業人として、重役となるまでに会社に貢献し続けた橘孝平(中村雅俊)は、定年を迎えるとともにすっかり愛情のさめてしまった専業主婦のちひろ原田美枝子)と離婚し、新たに広告会社で腕を振るうことになった。 仕事にも手を染めず世間知らずであったちひろが、友人のアドバイスで生き甲斐を見つけてゆくのとは裏腹に、頑固者の孝平は若い仲間達との仕事上のすれ違いに困惑していた。

一方、ちひろと親しい魚屋の主人、正彦(イッセー尾形)は主治医の佐伯(井上順)に糖尿病気味だと言われ、妻の光江(綾戸智恵)にウォーキングを強いられる。 その姿に佐伯は今はない妻との生活を重ね合わせ、孤独を噛みしめる。

そんな佐伯に小説の医学用語翻訳で世話になっている翻訳家の麗子(戸田恵子)は、長い独身貴族の暮らしが辛くなり、彼に心を寄せてゆく。 三組の男女は、自分達を取り巻く状況の変化から、次第に相手に対する自分自身の愛情の変化を思い知らされるのだった。

監督は深川栄洋、「法廷遊戯」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/11/16/060000 他数作記事がある監督です。
中村雅俊は、「サンセット・サンライズ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2025/01/24/060000 に出演でした。
原田美枝子は、「そして僕は途方に暮れる」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/01/16/060000 に出演でした。

ブログを書き始める前に公開された作品、知っていたら見ていただろうお話でした。
3組の男女がそれぞれのシチュエーションで、人生の岐路を乗り越えていきます。 そして3組はそれぞれ関わっている感じでした。
泣きどころというか感動シーンは多々ありますし、予想できるんですが、それでも涙してしまうベタなドラマ、でもそれがまたいい感じでした。
というのは、結構男って女心が全くわからない存在であり、妻の気持ちなんてわかっているようで、結構自分本位な勝手な考えなことが、今になって反省させられる作品でしたからこそ、滲みましたね。