2024年作品、ガルダー・ガステル=ウルティア監督、ミレナ・スミット ホヴィク・ケウチケリアン ナタリア・テナ オスカル・ハエナダ イバン・マサゲ ゾリオン・エギレオル バスティアン・ウゲット アルマンド・ブイカ ペドロ・バチュラ アントニア・サン・フアン出演。
プレンプアン(ミレナ・スミット)と短気で太った男性ザミアティン(ホヴィク・ケウチケリアン)が第24層(地下24階)の同室になる。 2人とも新人だった。
すぐ上の階の男性・ロベスピエール(バスティアン・ウゲット)が連帯感革命を起こそうとするロイヤリストの教義を説明する。 「かつてマスター(救世主)は最下層で生き延び、その後は下層階の人々に自分の太ももの肉を切り取って分け与えた」という。マスターから肉を受けとって食べたものたちを油注がれし者と呼ぶ。 さらにロイヤリストのルールとして、台に乗ってきた料理の中で、面接で自分が申告したものだけを食べるように言った。
囚人たち全員が自分の料理だけ食べれば下層階まで届くはずだ。 油注がれし者の中でも過激派のダギン・バビ(オスカル・ハエナダ)という人物は、ルールを破って他人の料理に手をつけたバーバリアンたちを容赦無く殺害する。
プレンプアンはどう生き延びるのか? そして彼女の大きな秘密とは!? さらに最下層333階のさらに下の穴にも人間が生息していることが判明する。 穴の秘密が明らかになる。
監督はガルダー・ガステル=ウルティア、1作目 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/11/23/180000 から引き続き担当で、今回は制作、脚本もこなしています。
プレンプアン役はミレナ・スミット、初めての女優さんでした。
ホヴィク・ケウチケリアンは、「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/03/16/180000 に出演でした。
バスティアン・ウゲットは、「危険なプロット」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/11264103 に出演でした。
謎がいっぱいの1作目、世界観が独特で閉鎖空間なんですが、層状構造のある意味残酷な世界、上階から食べ物が下がってきて、最下層に行くと食い尽くされたり、とてもじゃないけど食べれないような状態になっていました。 そして、それが孤影されることではなく、なんらかの基準でその人間のいる環境は変わっていきます。 ただこの空間に入るのは、自ら希望して入ってくる、いろんな事情はあるんですが、連れてこられたのではないと思うんですが、中には拉致された人間もいるんでしょうか?
まあ異空間のようなあり得ない世界がまた続いていた、そんな作品でしたね。