2005年作品、波多野貴文演出、寺島進 段田安則 松重豊 東根作寿英 篠田拓馬 ムロツヨシ 中根徹 ユースケ・サンタマリア 梅宮辰夫出演。
2004年10月30日、東京都台東区のマンションで拳銃を持った男(高橋和也)が少年を人質にとって立て籠もる事件が発生。 警視庁交渉課準備室の真下正義警視ら交渉人の交渉が難航する中、現場に颯爽と現れたSIT:警視庁刑事部捜査一課特殊犯捜査一係・管理官・木島丈一郎警視(寺島進)らの強行突入により、立て籠もり事件は無事解決した。
その直後、同じ台東署管内で起きた警察官殺害事件の特別捜査本部の責任者である稲垣憲次管理官(段田安則)から、人質となっていた少年・吉村遼(篠田拓馬)が、とある「組織」から命を狙われているため台東署の特捜本部に保護させろとの連絡が入る。 漠然とした不信感を覚えた木島は、引き渡しを拒否、その後、町屋刑事部長(辻萬長)から「吉村遼と現場を離れろ」との指示を受けた事から、稲垣の意向を無視し遼と共に現場から離れていく。 稲垣は事件の被疑者でもない木島と遼に対し、捜査員を挙げての追跡を開始した。
稲垣の執拗な追跡の真意はいったい何か。 そして遼に隠された秘密とは。 かくして、訳の解らぬまま「逃亡者」となった木島と遼の奇妙な北へ向かっての逃走劇が始まった。
演出は波多野貴文、「サイレント・トーキョー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/12/10/060000 の監督をしています。
今作では段田安則、「ミステリと言う勿れ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/09/20/060000 に出演でした。
松重豊は、「Cloud クラウド」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/10/06/060000 に出演でした。
そして東根作寿英、「マスカレード・ナイト」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/09/27/060000 に出演でした。
さて、今作は「交渉人 真下正義」の前日譚のスピンオフとなります。 いきなりこの作品で現れた木島警視ですが、彼はどういった人物なのか? そして彼の可愛い恋心も描かれていますね。
荒っぽい人間ですが、正義感と、感がものすごく鋭いという特徴を持っています。
この吉村少年とのやりとり、最後はかっこよく、ちょっぴり泣けましたね。 そしてあの事件につながっていきます。