1997年作品、本広克行 澤田鎌作監督、織田裕二 柳葉敏郎 深津絵里 水野美紀 ユースケ・サンタマリア 筧利夫 斉藤暁 佐戸井けん太 小林すすむ 甲本雅裕 遠山俊也 小野武彦 北村総一朗 いかりや長介出演。
第10話 凶弾・雨に消えた刑事の涙
ある日のホテル。すみれ(深津絵里)が和服姿でおしとやかに目を伏せている。 丸ノ内署の岩本警視(伊藤芳則)とのお見合い中だ。 所長(北村総一朗)いか副署長(斉藤暁)、課長(小野武彦)が仲人役で同席している。 課長に促されてすみれと岩本はホテルの庭園に散歩に出てみる。 とそこへ、青島(織田裕二)、真下(ユースケ・サンタマリア)、和久(いかりや長介)に追われて容疑者の男(渡嘉敷勝男)が逃げてきた。
「すみれさん捕まえて!」ファイティングポーズをとる容疑者にすみれの回し蹴りのおかげで、容疑者は逮捕、お見合いはパーになってしまう。 3人の政略結婚の夢もはかなく消えた。その容疑者の取り調べ中に"もぐら"から青島に電話が入った。 カジノバーのオーナー龍村(真木蔵人)だ。和久には秘密で青島と取引きしたいと言う。
店を訪れた青島に龍村は、八王子の警官殺しの情報があると話しだした。 和久がずっと追っている事件のことだ。 店に遊びにきたトシ(吉田朝)という男が自分は警官殺しで、6年ぶりにフィリピンから帰ってきた、と酔って話していたというのだ。
事件は6年前。 トシという男が犯人なのか。 龍村は青島に、指名手配を受けている自分の子分を出国管理のブラックリストから外してくれれば、トシの居所を教えてもいいともちかける。迷う青島。
6年前、八王子署にいた和久と大川(29)はある強盗事件を追っていた。 容疑者を追い詰めた大川は、和久の到着を待たずに単独で犯人を逮捕しようとして刺されて死亡してしまったのだ。 犯人の行方はつかめず事件は未解決のまま、和久はあと一週間で定年退職だ。 青島は署に戻って和久にもぐらの件を話すが、思ったとおり和久は取引きには応じない。 トシという名前だけでひとり、捜査を始めた。
第9話では武下純子役で安永亜衣、記事はありませんでした。
佐伯五郎役で阿部サダヲ、「ラストマイル」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/09/03/060000 に出演でした。
冒頭の屋上の男役でつぶやきシロー、「のぞきめ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14029325 に出演でした。
第10話の結婚式場の男役で渡嘉敷勝男、「3-4X10月」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/11895320 に出演でした。
岩本役で伊藤芳則、記事はありませんでした。
さていよいよクライマックスですね。 和久刑事の定年が秒読みになってきました。 このシリーズのもう一人の主役は間違いなくいかりや長介演じる和久さんですね。
ドリフターズのリーダーというイメージが強かった私の世代ですが、俳優としての彼が最大限発揮していたのがこのシリーズでしたし、彼の役者としての大きな可能性が発揮された作品となりました。
後輩の仇を取って逮捕できるのか? いよいよ次回がクライマックスですね。