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フンパヨン 呪物に隠れた闇

2023年作品、ポンタリット・チョーティグリッサダーソーポン監督、プーンパット・イアン=サマン プーウィン・タンサックユーン クナティップ・ピンプラダブ タソーン・クリンニウム プーリパット・ウェーチャウォンサーデーチャーワット出演。

ターム(プーウィン・タンサックユーン)は兄の僧侶ティーに会うために旅に出る。 彼はドンシンタム島の寺院で、フンパヨン人形に魔術をかける彫刻家ジェイト(クナティップ・ピンプラダブ)と出会う。 タームは、ティーが前の僧院長を殺して逃亡したという噂を聞くが、ティーが人を殺すことができるとは思えない。  彼はまた、曽祖父シンタムの人形に対する村人たちの信仰に疑問を抱き、村を守る霊的な存在というよりも、ただの盲目的な迷信だと考える。  その後、恐ろしい出来事が次々と起こり、村は恐怖に包まれる。 ミーナ(タソーン・クリンニウム)が行方不明になり、死人が続出し、あげくの果てには、曽祖父シンタムの人形が壊されてしまう。  村人たちは怒りに燃え、ナイフを持った犯人を捕まえるための呪いの儀式を始める。

監督はポンタリット・チョーティグリッサダーソーポン、初めて作品を見ましたが、他作品もあるので、みたくなる監督でした。
何人かは監督の旧作に出演しているようですが、記事はまだありませんでした。

タイのホラーというテイストで、CMがされています。 “微笑みの国“ “仏教国“ のタイでは、僧侶というのは一段高い立場にいるようですね。 私がタイに行った時は、形的には戒厳令が敷かれ、あらゆるところに軍関係の人がいましたが、だからと言って危ないという感じはなく、特に仏教施設には、かえって警備が厳重で、旅行客には逆に安心でしたね。


今作は、ドンシンタムという島の信仰で、島民は盲目的に島の信仰を盲信しています。そこに現れた余所者のようなターム、兄がいなくなったことで探しにきたんですが、兄はこの島で出家をしています。 しかしそこには恐ろしい事実が、という展開ですね。
でも今作はなかなかのミステリーなんですね。 心霊ホラーではなく、日本で言うと、横溝正史作品に近かったですし、だから面白かったですね。 これは続編が十分作れて期待しちゃいます。