2023年作品、松木創監督、じろう 伊勢佳世 中村鶴松 平田敦子出演。
第3話
不動産会社の営業マン・武田(岡野陽一)には妻と小学生の娘がいるが、最近、妙に事故に見舞われることが多く、腕は階段から落ちて骨折、頭は、突然、壁に飾ってあった絵が落ちてきて負傷。 さらに自宅で、女性の幽霊を何度か目にしたという。 そんな怪異が続き、神経が参ってしまった武田が、中岡(伊勢佳世)の心療内科クリニックを訪れると、霊障ではないかと疑った中岡は、武田を稲生(じろう)の元へ連れていく。稲生が診察を始めると、武田の背後に女子高生の怨霊(仲吉玲亜)が出現した。 しかし女子高生の怨霊はうなり声をあげるだけで話さない。「君は誰だ?」稲生は何度か語り掛けるが、女子高生の怨霊は背後から武田を睨みつけるだけであった。
稲生は武田に、女子高生の怨霊が取り憑いていると話した。 しかし武田は恨まれる理由は全く分からない、そもそも女子高生に知り合いはいないと言い切る。 結局、怨霊の正体も、祟る理由も全く分からないまま、1回目の診察は終わった。
稲生は助手の髙橋(中村鶴松)に命じて武田の周辺と過去を調査させた。 すると、怨霊の女子高生は1年前に行方不明になった黒沢雪美で、怨霊と同じ顔の写真が、失踪者情報のサイトで見つかった。 そして髙橋はさらに重要な事実を見つけ出してきた。 その当時、患者の武田は、黒沢の担任教師だったのである。 武田は、黒沢のことはおろか、教師をしていた過去すら明らかにしてはいなかった。 武田は教え子だった黒沢を殺したのか? 怨霊と人間の心理戦が始まる。
今回のゲストは武田勝浩役で岡野陽一、「私をくいとめて」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/12/25/060000 に出演でした。
怨霊の黒沢雪美役で仲吉玲亜、「水深ゼロメートルから」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/05/10/060000 に出演でした。
そして武田の妻役で加藤藍子、記事はありませんでした。
基本怨霊は嘘はつかないというか、つけないんですね。 しかし思い込みはあるようです。 殺された時に、誰に殺されたかわからない、そうなると思い込みで対象を選んでしまう、それはちょっと取り憑かれた人間にはたまりません。 そして人間は基本嘘をつきます。 また、大事なところは隠しています。
稲生知性は基本心療内科医なんで、そういう人間の嘘を見破れるんでなんとかなっている感じです。