anttiorbの映画、映像の世界

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アテナ

2022年作品、ロマン・ガヴラス監督、ダリ・ベンサーラ サミ・スリマニ アントニー・バジョン オウアシニ・エンバレク出演。

ひとりの少年が殺害された悲しい事件をきっかけに、激しい戦いの舞台と化したアテナ団地。 警察に反感を持つ若者たちが大挙して集い、武装して徹底抗戦を構える。一方、警察隊はその団地の前で隊列を組み、突入の機会を窺っていた。 そして、団地の中にはまだ避難を終えていない住民もいて、内部は騒然としていた。 緊張感が高まる争いの渦中には、被害者である少年の兄たちがおり、各自の思いがぶつかる。

監督はロマン・ガヴラス、初めて作品を見る監督です。
出演者も初めてですね。

若者が一気に権力に向かって手段で決起する作品、町山氏のおすすめ作品で、彼もノーマークということでした。似たような作品では「レ・ミゼラブル」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/03/09/060000 がありましたが、もう初めのシーンから一気に戦闘開始する、そしてその理由がだんだんわかってきますが、初めは軍に所属する兄は穏健派みたいな立場で、警察の捜査を待つと宣言しますが、弟はその警察自体に不信感を抱き一気に決起してしまいます。 しかし事情がわかるにつれ、どうしてこの団地を中心として若い人間が結束して警察に反抗するのかが、何か理解できるところまで行ってしまいますね。
しかし、本当の犯人は、ラストに謎のように触れられているんですね。