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道行き

2022年作品、メフメト・エイダ・エズテキン監督、エンギン・アキュレック トルガ・サリタス ベルフ・ベニアン オズレム・チャカル・ヤルチンカヤ出演。

友人の愛する人が別の男と結婚するのを阻止しようと、ダルヤンに向かう元陸軍将校。だが、戦地で起きた悲劇がもたらす悲しみとトラウマが、その道程に影を落とす。

監督はメフメト・エイダ・エズテキン、初めての監督です。
キャストもトルコの俳優さんで、未見の方達ばかりでした。

トルコ作品が続きますが、今作はトルコ軍に従事して命を落としたり、体の一部を無くした軍人たちのドラマでした。 主人公のサリーは片足を失って義足での生活になっていました。 さらに精神的なダメージも大きくまだ心が立ち直っていません。 そこに現れた戦友、そしてその彼女が別の男性と結婚をすることを知り、彼と一緒にその結婚式を阻止しようと乗り出します。

もちろん、ただ結婚式の邪魔をするだけではなく、二人の身分を超えた友情、そしてそのドラマが差し込まれていきますが、途中でカラクリがわかってきます。 なかなか心にずしっとくるドラマですが、トラウマを越えさせようとしてくれる親友の想いを感じる作品でした。