anttiorbの映画、映像の世界

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やすらぎの森

2019年作品、ルイーズ・アルシャンボー監督、アンドレ・ラシャペル ジルベール・シコット レミージラール ケネス・ウェルシュ出演。

カナダ・ケベック州の人里離れた深い森。湖のほとりにたたずむ小屋で、年老いた3人の男たちが愛犬と共に穏やかな暮らしを営んでいた。 彼らはそれぞれの理由で社会に背を向け、世捨て人となったのだ。 そんなある日、男たちの前に思いがけない来訪者、80歳の女性ジェルトルード(アンドレ・ラシャペル)が現れる。 少女時代に不当な措置によって精神科療養所に入れられ、60年以上も外界と隔絶した生活を強いられてきたというジェルトルード。 世捨て人たちに受け入れられた彼女は、マリー・デネージュという新たな名前で新しい人生を踏み出すのだった。 澄みきった空気を吸いながら、日に日に活力を取り戻してゆく彼女だったが、その穏やかで温かな森の日常を揺るがす緊急事態が発生、彼らは重大な決断を迫られる……。

何かよくわかる老齢期のお話ですね。
監督はルイーズ・アルシャンボー、初めて作品を見る監督でした。
主演のジェルトレード→マリー・デネージュ役はアンドレ・ラシャペル、「天使にショパンの歌声を」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14723513 に出演していました。
ジルベール・シコットも上記作品に出演していましたね。

物語は湖のほとりで暮らしている三人の老人男性から始まります。 湖で泳ぎながら体を洗い、自給自足の様な生活をしている様でした。 その中の一人が急に苦しみ出し、亡くなってしまいます。 ただ、ここには物資を運んでいる若いホテルの支配人がいます。 どうやらここに住み着いている男たちは、世を捨てて、ここで生涯を終えることが望みの様です。
しかしそんな時に、ある女性を物資を運んでいるスティーヴが連れてきます。 彼女は長い間精神科療養所に隔離されている様な女性で、葬儀の時に外出をした時に、帰りたくないと彼に訴えたのでした。 そして彼はこの女性・ジェルトルードに同情し、ここに連れてきたのでした。 チャーリーは戸惑いながら受け入れますが、トムは拒否反応をします。 それはそれぞれのここにきた境遇と、今の体の状態からでした。
そして三人の生活が始まっていきます。

終活が一つのテーマの様な作品ですね。 ただ、まだここに来る時には体がどうにか動き、生活能力があるという感じなんですね。 チャーリーはお金がないわけではなく、何かの時に蓄えがある感じですが、トムは病を抱えていて、ここにいることがバレるとよくない状況でした。
そして三人のそれぞれの選択、ちょっとじんわりと考えさせられるお話でした。


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ティーヴはこの場所の連絡者

 

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彼女を連れてきた

 

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そして3人の生活に

 

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そこで見つけた亡くなった男の絵

 

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平穏な日々が

 

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流れるはずだったが

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捜査の手が伸び始め

 

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