anttiorbの映画、映像の世界

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落穂拾い

2000年作品、アニエス・ヴァルダ監督。

ある日、パリの市場で、道路に落ちているものを拾う人たちを目にしたヴァルダ監督は、ミレーの名画『落穂拾い』を連想した。 落穂拾い――それは、農民たちが収穫した後の落ちこぼれた麦の穂を拾い集める貧しい人々の行為。

昔は収穫期には必ず目にする光景だった。 ヴァルダ監督は、フランス各地の“現代の落穂拾い”を探し、旅に出た。 映画は、市場をはじめさまざまな形の“落穂拾い”を縦糸に、ボクシンググローブを首にさげた犬、走るトラックなど旅の途中で監督が興味を抱いた対象を横糸に、軽やかな文明批評と一方で監督自身を見つめる物語を紡いでいく。

この監督のアニエス・ヴァルダという監督はいいんですよね。「顔たち、ところどころ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15685772 を記事にしています。 監督自らも出演、JRと組んでの共同監督でしたが、息子の様な、孫の様なコンビが大変良かったですね。

今作は、有名な絵画「落穂拾い」をふとパリの市場で連想した彼女が、フランス各地で今風の落穂拾いを見つけに行くという旅行記の様な作品でした。 素朴にきている人たち、皆それぞれの生活を淡々と生きているそんな普通の情景を映画にしていく、ベテラン監督ならではの撮り方だと思います。
続編がある様ですが、機会があれば見て観たいですね。

 

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