anttiorbの映画、映像の世界

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ダムド・ファイル シーズン2 ②

2003年作品、冨塚博司監督、菊池均也 嘉門洋子 渋谷琴乃 川岡大次郎 織本順吉出演。

file No.0015 旅館 加茂郡

上智史(菊地均也)は、勤めている会社の社長の娘・吉村里香(嘉門洋子)と結婚の約束をしていた。 ある日、智史の実家へあいさつに行った帰り道、山道が土砂崩れで通行止めになり、二人は近くの日本旅館に泊まることにした。 案内されたカビ臭い部屋の庭先には、なぜかお地蔵様が。 すると、突然どこからか赤ん坊の泣き声が聞こえた。

気味悪く思いながらも、貸切で露天風呂に入る二人。 智史がいい気分で湯につかっていると、「・・・ずーっと待ってたのよ・・・」と声がする。 里香とは違うその声に振り返ると、別の女がいた。 慌てて立ち上がると、その女は消えていた。
夕食の間に入ると、旅館の女主人・藤野静子(高木まみ子)が待っていた。 智史の好物ばかりが揃えられた夕食を見て、智史は不思議な感覚にとらわれる。 そして、昔付き合って結婚の約束をした女、沢井夕子(渋谷琴乃)のことを思い出した。

彼女は智史の子を身ごもりながら自殺したのだった。 携帯電話に残る夕子の実家の電話番号に電話をしてみる智史。 すると、旅館のフロントの電話が鳴り出した。

file No.0016 監視カメラ 東海市

5年前、大学生だった佐々木(川岡大次郎)は、とある工場で警備員として夜勤のアルバイトをした。 佐々木がコンビを組んだのは、安田(織本順吉)というベテランだった。 佐々木のはじめての当直の日、安田が突然言い出した。 「午前2時から3時頃、気をつけとけ」午前2時が過ぎて工場内の古い監視モニターが、白い影を映し出す。 大きな断裁機に白い作業着の女性が巻き込まれたような映像に、佐々木は慌てて仮眠中の安田に電話するが、安田はさして気にとめる風でもない。
交代して仮眠室に入った佐々木は色あせた古いポスターの下に貼られた古い写真を見つける。 そこにはモニターに映っていた女性の姿があった。 佐々木は安田から、その髪の長い女子工員は、かつて高度経済成長期にプレス機に巻き込まれて死んだということ、その女子工員は園山という男に憧れていて、園山の誕生日にその事故があり、毎年その日になると幽霊が出るらしいことを聞かされる。

そして、その誕生日が今日だという。さらに安田が佐々木を見てつぶやいた。「....お前、似てるな.....園山に.....」

菊池均也は、「阪急電車〜片道15分の奇跡」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/5096445 に出演していました。
川岡大次郎は、「新選組オブ・ザ・デッド」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13218018 に出演歴があります。

15話目は恨みですね。基本は儚い女性の怨念物語ですが、不憫に思った第三者が幽霊になってしまった女性を手助けするというオチでしたね。
そして16話は、寝てラン警備員の安田が重要なことを知っているし、見守っているという側面がありますね。
このシーズン2は秀作揃いですね。


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