anttiorbの映画、映像の世界

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猿楽町で会いましょう

2021年作品、児山隆監督、金子大地 石川瑠華 柳俊太郎 小西桜子出演。

駆け出しのカメラマン小山田修司(金子大地)は雑誌の編集部に売り込みに行くも、編集者の嵩村秋彦(前野健太)から厳しく意見され、仕事の代わりに、インスタグラム用の写真を撮影してくれるカメラマンを探していた読者モデルの田中ユカ(石川瑠華)を紹介される。 修司は渋谷でユカと待ち合わせる。ユカに彼氏がいないと知ると、写真チェックを口実に猿楽町のアパートに誘う。 何もしない約束でユカを泊めるが、強引に迫って泣かれてしまう。 目覚めるとユカの姿はなく、修司の撮った写真はインスタにアップされていた。

ユカが新しいプロフィール写真を撮りたいとインスタに書き込んでいるのを見た修司は、LINEでメッセージを送る。 撮影にこぎつけ、再びユカを部屋に誘うが、はぐらかされてしまう。 修司が撮影したユカの写真は編集者にも評判が高く、修司にとって彼女はかけがえのない存在になっていた。 修司がユカに好意を告げると、ユカは彼の告白を受け入れる。 しかし、ユカは決して修司を自分の部屋に入れようとしない。

ある日、雑誌編集者から修司に仕事の依頼が舞い込む。 打ち合わせに向かおうとしていた修司のもとに、突然、泣きはらした顔のユカがやってくる。 そのまま二人は身体を重ねる。数日後、ユカのマンションを訪ねた修司は、目の前で彼女の部屋に入っていく男を目撃する。 ユカのマンションの前で夜を明かした修司は、男が去ったことを見届けると、ユカを訪ねて男のことを問い質す。 ユカは、男は別れた同棲相手で、新しい部屋が見つかるまで一緒に暮らしていると答える。 修司はすぐにこの部屋を出ない限り、信用できないと荷造りさせる。だが、ユカの言葉には、数々の嘘が隠されていた……。


何かありそうな話で、リアルでしたね。
監督は児山隆、初めて作品を見る監督でした。
主演は二人、金子大地は、「君が世界のはじまり」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/08/12/060000 で伊尾役をしていました。
そして石川瑠華、「恐怖人形」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/12/03/060000 でまどか役をしていました。


物語は二人の出会いを修司視点でまずは描きます。 カメラマンとしてはまだ駆け出しでそれでもフリーをしている彼は、自分の撮りたい写真にまだ出会ってませんでした。「何が撮りたいの?」といつも言われてしまいますが、そんな時、読モの仕事が来ます。そこで出会ったユカとなんとなく感じが合い、段々と距離が縮まっていきます。
しかしユカも、色々ここまでくるのにある子でした。
猿楽町はこの主人公の修司のアパートがあるところなんですよね。 ここで彼女と同棲を始めていくんですが、ユカは東京に出てきてしまったことで、人生が大波に揺られながら生きていくことになってしまい、それを争えない存在ということなんですね。

ラストはここから巣立って行く修司で終わりますが、なかなかいい余韻を残す作品でした。


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一本立ちのカメラマンを目指す修司

 

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読モの彼女と出会う

 

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この男が引き合わせる

 

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しかしユカにもいろいろ事情が

 

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芸能界で生きていくため

 

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修司に言えない嘘をつく

 

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