anttiorbの映画、映像の世界

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暗殺のオペラ

1969年作品、ベルナルド・ベルトルッチ監督、ジュリオ・ブロージ アリダ・ヴァリ ティノ・スコッティ フランコ・ジョバンネリ出演。

北イタリアのエミリア地方の小さな町タラの駅に、ある日、一人の若い男が汽車から降り立った。 男の名はアトス・マニャーニ(ジュリオ・ブロージ)。 20数年前、ムッソリーニ政権下のこの地で、彼の父アトス・マニャーニはファシズムと闘って命を落とし、英雄として町には記念碑まで建てられていた。 父の名をそのまま受けついだアトスは、父とは生き写しで、彼を見た町の人々は驚きと興奮を示した。

アトスを町に呼んだのは父のかつての愛人ドライファ(アリダ・ヴァリ)で、父アトスの死には不可解な話しがあまりに多く残されたままなので、その真相を息子である彼につきとめて欲しいというものだった。 抵抗運動の闘士であった父アトスは、1936年6月15日の夜、ジュゼッペ・ヴェルディのオペラ「リゴレット」が上演されている時、2階のボックスで何者かの銃によって暗殺された。 死体からは1通の封の切られていない匿名の手紙が発見され、それには、アトスが劇場に入れば命はないぞというファシストによる脅迫文が書かれてあった。 この芝居がかった暗殺の内幕をドライファから聞かされた息子アトスは、はじめは信じようとはしなかったが、夜、理由もなく馬小屋に閉じこめられたり、朝、突然見知らぬ男に襲われたりするうちに、何者かが、彼をタラの町から追い出そうとしていることを感じた。

そのことを告げに、再びドライファのもとを訪れた彼は、ドライファから、父の最大の敵であったという大地主のところへ行くように、そして、反ファシズムの抵抗運動の生き残りの3人、映画館主のコスタ(ティノ・スコッティ)、教師ラゾーリ(フランコ・ジョヴァネッリ)、ガイバッツィ(ピッポ・カンパニーニ)が何かを知っているだろうということを聞く。

こうして、アトスの追求がはじまった。 3人の話によれば、タラの町に劇場ができた時に、その落成式にムッソリーニが列席するという情報をつかんだアトスを中心とした4人グループが、ムッソリーニを暗殺するという計画をたてた。 しかし、その直前に何者かがその計画を密告したため、ムッソリーニはタラにはやってこなかった。


大戦中の秘話のようなことが語られている作品ですね。
監督はベルナルド・ベルトリッチ、「孤独な天使たち」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/10967248 を初めて記事にしましたがその後数作記事を書いています。若い日の作品ですね。
主演はジュリオ・ブロージ、出演作は初めてですね。
父の愛人役でアリダ・ヴァリ、「かくも長き不在」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15361531 は秀作でしたね。どうしようもない悲しみが伝わってくる作品でした。


物語は、若い男が故郷に帰ってきたお話です。 父はここの英雄ですが、謎の暗殺で命を落とし、それが逆に英雄化され、記念碑まで作られていました。 彼にとってはあまり関係のない世界になっていましたが、父の愛人が息子の彼に、父の死の真相を調べてほしいと依頼をしてきます。


お話自体はサスペンス推理ドラマという感じなんですが、ベルトルッチ監督の雰囲気で、淡々と進行していく感じですね。 若い時の感じだからでしょうか、ただ、イタリアだけにファシズムの匂いをのしている作品であるかもしれませんね。


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