2021年作品、矢口鉄太郎監督、山本あこ 青葉桃花 半海一晃 桜のどか出演。
シングルマザーだった母の死により姉の亜紀(青葉桃花)とふたり暮らしになった由香里(山本あこ)は、姉とのすれ違いや学校でのいじめが原因で不登校になってしまう。ある日、学校に行かずに河原で趣味のスケッチをしていた由香里は、自らを神様だと称する不思議な男・白山(半海一晃)と出会う。
白山をモデルに由香里は絵を描き、奇妙な交流を続ける2人。 しかしある日、由香里が学校に行っていないことが姉の亜紀にばれてしまう。 口論の末に家出することを決意した由香里は白山のもとへ向かうが、いつも2人で過ごした河原に白山の姿はなく……。
ちょっと短編ですが。
監督は矢口鉄太郎、「今は、進め。」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/03/09/060000 と同時公開でした。
主演は山本あこ、出演作はいくつかありますが、私は初めて見る女優さん、でも彼女はスリジエというアイドルグループのセンターなんですね。
物語は、女子高校生の由香里は、ある日突然、母が亡くなってしまいます。 姉は学校をやめ就職をし家計を担うことになります。 しかし由香里は学校に行くことから遠ざかってしまうようになってしまいます。 彼女は軽いいじめにあっていて、学校ではしゃべらないことから“地蔵“と呼ばれて揶揄われていました。
彼女は絵を描くことが好きで、河原に行った時釣りをしている一人の男がいました。 全く釣れない男を描いていると、その男が「自分が見えるのか?」と聞いてきます。 そして自分を描いているなら何かよこせ、モデル代だと図々しく言ってくるんです。
食べもいのでもいいというので持っていたお弁当をあげるようになります。 それから毎日彼女は弁当をあげて、その男を描くようになっていくんですね。
ちょっと不思議なファンタジーでしたね。 母の突然の死でやはり彼女は心を閉ざしてしまいます。 しかしそんな寂しい彼女の心を独特のやり方で開いていく、貧乏神のような男がいい味を出しています。
河原で釣りをしている謎の男
自分は神だという
そして交流をしていく
しかし男は消え
入れ替わるように姉と心が通い合っていく
彼女が作ったものは