anttiorbの映画、映像の世界

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ザ・コール

2020年作品、イ・チュンヒョン監督、パク・シネ チョン・ジョンソ キム・ソンリョン イエル出演。

母が入院したと聞き、久しぶりに実家に戻ってきたソヨン(パク・シネ)は、来る途中、どこかでスマホを落としてしまい浮かぬ顔をしていた。 イチゴ畑を経営するソンホ(オ・ジョンセ)にスマホを借りて電話してみたが誰も出ない。 今日一日貸してあげるとおじさんは言ってくれたが家の電話を使ってみるとソヨンは応えた。
ホコリを被った電話を引っ張り出して、自分のスマホの番号にかけると携帯を拾ったらしい女性が出た。 しかし相手は「謝礼は?」と尋ねると「こちらから連絡する」と一方的に切ってしまう。 そのあとすぐ、一本の電話がかかってきた。  切羽詰まったような女性の声が聞こえたがどうやら間違い電話だったらしくすぐに切れてしまう。
母(キム・ソンリョン)が入院している病院を訪ねたソヨンは、手術は大変難しいものになると主治医から聞かされる。 「お父さんの墓へ行って、管理人さんと母さんを埋葬する墓を相談してきてちょうだい」と言う母に「隣に眠る資格があると思っているの?」とソヨンは冷たく言い放つ。 ソヨンは父の墓参りに行き、「1999年11月27日没」と刻まれた墓石を見て涙ぐむのだった。
家に戻るとまたあの女性から電話がかかってきた。「母に殺されそうなの。すぐに来て」と女は叫び住所を言うが、ソヨンは間違いだと言って切ってしまう。しかしすぐにその住所が今いる家の旧の住所であることに気が付く。
その夜、ソヨンは寝苦しい一夜を迎えていた。 彼女の足にはやけどの痕があった。 大きな音に驚いて目覚めたソヨンが何事かと部屋を見回すと、家族写真の額が落ちた音だったことがわかる。 元に戻そうとした時、壁が場所によって音が違うのに気づきます。 後ろは空洞となっているらしく穴を開けると、下に降りていく階段が現れた。 恐る恐る降りていき、そこでソヨンは一冊の日記を発見する。
1999年8月27日の日記には「霊を撃退するために母が火をつける」と書かれていた。 日記にはさまれていた一枚の写真には若い女性が写っていた。
翌日、ソンホおじさんにその写真を見せると、おじさんは「ヨンスク」と呟きますが、そのあとはごまかして何も応えてくれなかった。 写真には11月27日の日付がついていた。


これはなかなか展開は面白かったですね。
監督はイ・チョンヒョン、もう1本作品があるみたいです。
ソヨン役はパク・シネ、「#生きている」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/10/15/180000 を記事にしています。
チョン・ジョンソは、見たい作品がありますが、今作で初めて見る女優さんです。


物語は、久しぶりに帰ってきた実家で起こった、不思議な現象のお話です。 母の入院で、帰ってきたソヨンでしたが、母のことを嫌っています。 父はもうこの世にいないんですが、この家に帰ること自体嫌だったソヨン。
携帯を無くしてしまい、家の固定電話を使ったことから、謎の女性とつながってしまいます。 そしてそれがどうやら、同じ場所で通話をしていることがわかります。 異なる時間がつながったことがお互いにわかってきます。


今作は、いろんな設定のお話がありますね。「オーロラの彼方へ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/06/21/180000 では無線で繋がりますが、それは父と息子でした。 しかし今作は基本赤の他人であり、この過去の女性がとんでもないという設定ですね。

未来の人間は将来が分かりますが、過去の人間は未来を変えることができる。やはり、有利なのは過去の人間なんでしょうかね? 


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家に帰ってきたソヨン

 

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いちご園のおじさんと

 

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そして家の電話がこの女につながる

 

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しかしこの時間の人ではなかった

 

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そして同じ家に

 

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そして世界が二転三転していく

 

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