anttiorbの映画、映像の世界

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殺人ホテル

2020年作品、ヤーランド・ヘルダル監督、ギッテ・ウィット トマス・グルスタッド ソービョルン・ハール トゥーヴァ・オリヴィア・レーマン出演。

近未来の危険に満ちた街。そこでレオ(ギッテ・ヴィット)は、夫ヤコブ(トマス・グルスタッド)と娘アリス(トゥーヴァ・オリヴィア・レーマン)と暮らしていた。 事故か戦争がもたらした核の被害で、世界は荒廃していた。街は霧に包まれ人々は飢え、自ら死を選ぶ者もいた。
絶望的な世界ですが元舞台女優のレオは、娘アリスの前で芝居を演じ、空想を働かせて力強く生きるよう教えていた。 ある日街にマティアス(ソービョルン・ハール)が主宰する、食事付きのショーを宣伝する男が現れる。
悲惨な状況だからこそ、娯楽が必要だと説く男。 一夜限りのショーのチケットを、レオは家族の分も含め購入した。 荒廃した世界で演劇が行われ、しかも食事まで出されるとの話に疑念を覚えるヤコブ。 レオはこんな状況だからこそ、娘に芝居を見せたいと訴え、前向きに振る舞いたいとの妻の言葉に、夫もショーに行くことを承知した。
街のはずれの小高い丘の上にある、かつてホテルだった建物がショーの会場だった。 明るい照明に包まれたホテルに、続々と観客が現れる。 レオたち一家がチケットを差し出すと受付の男は、ショーは幼いアリスに相応しくないと入場を拒んだ。
そこに主催者のマティアスが現れる。 アリスを見て気に入ったのか、入場を認めるマティアス。 集まった観客たちは大広間のテーブルに座る。 ウエイターが現れ皆に豪華な肉料理が振る舞われ、レオ一家は久々に幸せな気分を味わう。
同じテーブルには黒人のラーシュ(キングスフォード・シアヨール)と、その妻カトリーヌ(マリア・グラツィア・ディ・メオ)と娘スザンヌがいた。 彼らはラーシュ一家と話すが、ステージにマティアスが現れる。 ショーには舞台も観客席も無く、このホテル全体が会場だと説明するマティアス。 観客は興味を覚えた人物を追い、その姿を眺める。 これが皆さんのご覧になるショーだと説明する。
彼は今夜起こることは、全て演出でありショーの一環だと言葉を続けた。
ただしショーの登場人物と、観客を区別する必要があり、マティアスは観客に仮面を配らせてくる。 素顔の物は演者で、仮面の者は参加者、説明が終わると会場に女が登場した。 その女ラケル(トリーネ・ヴィゲン)は、デビット(ヨナタン・ロドリゲス)と言い争いを始める。
それがショーの開幕の合図だった。 大広間から別々の方向に出るラケルとデビット。仮面の観客たちも広間から出て行く。 レオたちはアリスの提案で、ラケルの後を付いて行くことにした。


これは題名からの印象とちょっと違いました。
監督はヤーランド・ヘルダル、初めて見る監督です。
主演はギッテ・ウィット、トマス・グルスタッドの夫婦となりますが、ノルウェーの俳優さんはまだまだ知りません。


物語は、荒廃した世界から始まります。 核戦争なのか、大きな災害なのか? 食料も乏しく、弱いものから食料を奪う輩も闊歩しています。
そんな中、元女優の妻レオは、ショーの知らせを耳にします。 娯楽と食事、こんな世界に貴重なことだと家族で行くことにします。
そこはまさに別世界でした。 しかしこのホテルにはあるルールがありました。 ショーの役者は素顔、そして観客は面をかぶるということです。 そしてこれには重要な秘密が隠されていました。


今作は、まず世界観が謎なんですね。 皆貧しく世界は荒廃、もちろん食べ物も、電気もほとんどありません。 しかしこのホテルだけは、贅の限りを尽くしているんですね。 御察しの通り、この後あるところで残酷なことが行われていきますが、その辺の描写は少しまどろっこしいんですね。

ラストは一気に流れていきますが、世界がこうなった理由は明かされませんでした。


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チケットを謎の男が売っていた

 

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家族で行くことにした

 

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観客は仮面をかぶる

 

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しかし途中で娘が消える

 

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不気味な調理人たち

 

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マティアスが本性を見せる

 

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